【2019年豪ドルの見通し】今年はダメ?下落要因と上昇のポイント

更新日:

豪ドルの見通し
豊臣 秀吉 疑問

「豪ドルの見通しはどうかな?」

「豪ドルが急落した原因はなに?」

「豪ドルが上昇するには何が必要?」

こんな疑問をお持ちではありませんか?

 

この記事では上記の疑問を解消してもらうために、豪ドルの見通しや急落要因、上昇に必要な条件を紹介します。

もし豪ドル投資を検討しているのなら、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

【※2019年6月20日、記事の内容を一部更新・追記しています】

豪ドル/円のリアルタイムチャート

豪ドル/円のリアルタイムレート

 

2019年6月20日時点の状況と見通し

直近の豪ドル現状と今後の見通し

2019年4月17日の80.711円から直近の安値73.923円まで下げ相場(豪ドル安・円高)が続いています。

その差額は6.788円。10,000通貨で1ポジション持っていただけで67,880円損をした計算になります。

 

テクニカル的には「以前の安値、74.961円」を超えない限り、基本は売りでポジションを持つべきです。

直近の高値75.978円を超えれば本格的な上げ相場に転じたとみなして、買いポジションを持ちましょう!

 

短期的な豪ドル見通しについての考え方

ポイント

  • 豪ドルの金利が1.50%→1.25%に低下しているので、金利面での魅力が無い
  • アメリカも利下げ予定で、米ドルの魅力が減るので相対的に円高傾向
  • 米中貿易摩擦、イギリスのブレグジット、EUの不安定化など、リスク回避の動きで今後も円高が進む見込み

 

豪ドル/円で考えるより、米ドル・円・ユーロの力関係で考える必要があるわ。

豪ドル/円では円安になるファンダメンタルズ(経済状況)でも、「米ドル・円・ユーロ」の関係でリスク回避の動きなったら、円高が進むので注意が必要!

為替状況がリスクを受け入れる流れか?リスク回避(円高)の流れか?判断するのが重要

秘書 棒指し

 

2019年豪ドルの年間見通し

豪ドルの2019年の予想2019年の豪ドルは不安要素が多く、悪くなる見通しです。

なぜなら、以下の理由があるからです。

 

  1. 足元の景気は減速傾向
  2. 消費者物価指数の低下+利下げ
  3. 米中対立の激化、中国景気の減速

 

オーストラリア自体の景気は停滞する可能性が高く、消費者物価上昇率はインフレ目標の下限を下回る水準です。

 

また、オーストラリアと結びつきの強い中国の景気減速により、豪ドルの下押し圧力につながりやすくなります。

足元の景気は減速傾向

豪州経済は、世界最長となる過去28年間にわたり、景気後退(2四半期連続の前期比マイナス成長)に陥ることなく、プラス成長を維持しています。ただし、足元の景気は減速傾向にあります。

※野村證券より引用(2019年6月12日)

 

長期的には緩やかな成長をしており、いずれは上がると考えらる豪ドルですが、短期的には難しいでしょう。

そのため短期的には下落方向で売りを推奨します。

消費者物価指数の低下+利下げ

2019年1-3月期の消費者物価(CPI)上昇率は前年同月比+1.3%と、2018年10-12月期の同+1.8%から低下するなど、インフレ減速も顕著となっています。

※野村證券より引用(2019年6月12日)

 

インフレになると金利は高くなりますが、物価上昇率の低い現状をみると、金利は上がりにいと考えられます。

また2019年6月には、ついに利下げが実施されてしまいました。

 

そのため金利上昇による豪ドル高は期待できないでしょう。

 

ポイント

現在、政策金利はアメリカのほうが高くなっており、豪ドル売り圧力の要因です。

さらに2019年6月、オーストラリアの政策金利は1.50%→1.25%に引き下げられました。

また今後もアメリカの金利上昇が続けば、さらに圧力が高まると考えられます。

オーストラリアの政策金利

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年1.501.501.501.501.501.25
2018年1.501.501.501.501.501.501.501.501.501.501.501.50
2017年1.501.501.501.501.501.501.501.501.501.501.501.50
2016年2.002.002.002.001.751.751.751.501.501.501.501.50
2015年2.502.252.252.252.002.002.002.002.002.002.002.00

アメリカの政策金利

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年2.502.502.502.502.50
2018年1.501.501.751.751.752.002.002.002.252.252.252.50
2017年0.750.751.001.001.001.251.251.251.251.251.251.50
2016年0.500.500.500.500.500.500.500.500.500.500.500.75
2015年0.250.250.250.250.250.250.250.250.250.250.250.50

米中対立の激化、中国景気の減速

足元の豪ドル弱含みの背景として、米中通商摩擦をめぐる不透明感が挙げられます。豪州は中国向け輸出が全体の3割超を占めることから、米中の対立激化により中国の景気減速懸念が強まる場合、豪ドル相場は下押しされやすいと見られます。

※野村證券より引用(2019年6月12日)

 

中国はオーストラリアとの関係が深いことから、中国の景気減速懸念は豪ドルの上値を重くする原因となります。

 

2019年3月半ば~4月半ばは、中国の上海総合指数や商品市況が上昇にともない、豪ドルは回復に向かいました。

しかし早期利下げが再熱したことで、豪ドルはまた下落しました。

 

さらに5月5日に米トランプ大統領が対中関税引き上げを表明し、米中通商摩擦が再燃。

これを受けて豪ドルは、ひときわ安くなってしまったんです。

向こう一年の豪ドル/円見通し

豪ドル円の予想野村證券は、向こう一年の対円相場レンジを1豪ドル=73.0~79.0円と予想しています。

上記で紹介した不安材料があることから、短期的には下落すると思われます。

 

一方、長期的な予想では、財務の安定性や金利回復の可能性、オーストラリアの経済成長から、いずれは上がるでしょう。

 

しかし2019年内に上がることは考えにくく、見通しがさらに悪くなる可能性もあります。

野村證券による豪ドルの見通し 動画解説

※豪ドルについては22分28秒からです。

2018年12月~2019年1月にかけて豪ドル急落!原因は?

2018年12月からの急落は、米中貿易摩擦により中国経済が停滞したことが原因です。

 

中国はオーストラリアの主要貿易相手国であるため、中国の景気が悪化するとオーストラリアも大きな影響を受けてしまいます。

豪ドルの急落要因

そのため2018年12月3日~2019年1月3日までに、およそ7円(83円~76円まで)も急落してしまったのです。

 

中国の動向は、豪ドルの予想をするのに欠かせないものとなっています。

豪ドルが上昇するには何が必要?

豪ドルが上昇するには、以下の条件が必要です。

 

  1. 米中貿易摩擦に対する懸念の後退
  2. 中国景気の安定
  3. 政策金利の上昇

 

この条件が満たされれば、豪ドル上昇に期待が持てるでしょう。

豪ドルが動く!4つの経済指標

豪ドルが動く経済指標豪ドルに影響する経済指標は、主に以下の4つです。

 

  1. オーストラリアの雇用統計
  2. RBA政策金利発表
  3. 中国のGDP成長率
  4. 中国の消費者物価指数

オーストラリアの雇用統計

オーストラリアの雇用統計は毎月発表され、注目度の高い経済指標です。

 

なぜなら新規雇用者数と失業率が分かり、今後の景気動向を予想できるからです。

たとえば失業率が大きかったり雇用者数が少なかったりすると、景気は後退します。

 

アメリカの雇用統計のように重要な経済指標なので、必ず確認しましょう。

RBA政策金利発表

RBA(オーストラリアの中央銀行)の政策金利発表も毎月行われ、重要な経済指標のひとつです。

 

その理由は、政策金利発表時にRBA総裁による発言があり、その内容次第で相場が大きく動く可能性があるからです。

 

政策金利の発表は毎月第一火曜日に行われるので、このときはRBA総裁の発言にも注目しておきましょう。

中国のGDP成長率

中国のGDP成長率は年に4回発表される経済指標で、豪ドルを動かす要因です。

 

なぜなら、中国の全体的な景気動向や良し悪しを見ることができるからです。

 

中国と結びつきの強いオーストラリアなので、「中国の景気がどうなるのか」も重要なのです。

中国の消費者物価指数(CPI)

中国の消費者物価指数(CPI)も、豪ドルの予想をするのに役立つ経済指標です。

 

その理由は、中国のインフレ動向を見ることができるからです。

 

CPIは消費者が物やサービスを購入するときの物価変動を数値化したものです。

たとえばCPIが前年と比べてプラスならインフレ傾向、マイナスならデフレ傾向と判断できます。

スワップ狙いでおすすめのFX会社

豪ドル/円のスワップ狙いでおすすめのFX会社は、以下の2社です。

 

 

まずGMOクリック証券は、総合力に優れています。

業界最狭水準のスプレッド、高水準のスワップポイント、取引ツールの使いやすさ、全ての項目が優秀です。

GMOクリック証券

 

次にYJFX!ですが、こちらも業界最狭水準のスプレッドや高水準のスワップポイントが魅力です。

また1,000通貨単位での取引が可能なので、少額で始めたい方にも向いています。

YJFX

FX会社のスワップポイント比較表

豪ドル以外の高金利通貨

豪ドル以外では、新興国の通貨が高金利です。

 

高金利通貨ベスト3

  1. トルコリラ:政策金利24%
  2. メキシコペソ:政策金利8.25%
  3. 南アフリカランド:政策金利6.75%

【※2019年6月20日調べ】

 

かつては高金利通貨として人気だった豪ドルですが、現在では金利の高さもアメリカに負けてしまっています。

そんな豪ドルに代わり、FXの3大高金利通貨として注目を集めているのがこの3つです。

 

注意ポイント

新興国は政治的・経済的に不安定です。

ある日突然に国家破綻し、通貨の価値がゼロになることもあり得ます。

そのためスワップポイントの高さだけで通貨ペアを選ぶのはやめましょう。

 

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豪ドル投資はやめるべき?

スワップ狙いだとしたら、私は豪ドル/円以外の通貨ペアを選びます。

 

先進国通貨でいくなら米ドル・カナダドル・NZドルが、豪ドルより多少は金利が良いです。

先進国通貨の政策金利

  • 米ドル:2.50%
  • カナダドル:1.75%
  • NZドル:1.50%

【※2019年6月20日調べ】

 

新興国通貨なら、断トツで金利が高いトルコリラですね。

もちろん不安要素もあるので、ファンダメンタルズ分析は必須だと思います。

 

もし豪ドル/円で売買するのなら、為替差益狙いで長期保有が良いでしょう。

豪ドルのまとめ

豪ドルはしばらく停滞の予想上記で紹介した「2019年豪ドルの見通し」を読めば、しばらくは豪ドルは下落傾向にあることが分かります。

 

今回紹介した内容のポイントは、次の通りです。

 

  • 豪ドルは短期的には見通しが悪い
  • 中国の景気動向が豪ドルにも影響する
  • 今後も利上げの可能性は低い

 

短期的には見通しの悪い豪ドルですが、長期的には上がると予想されます。

 

豪ドルの売買をする際は、ぜひじっくり検討してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事の編集者
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那須 祐介

那須 祐介

ライター兼かけだしトレーダー。 昭和63年6月30日生まれ。30歳。千葉県出身。 まずはプロのライターになるために脱サラし、2018年1月から修行を開始。最近になってFXトレードも兼業するようになる。 脱貧乏、時間的自由と金銭的自由を手に入れるため、勉強と実践を繰り返し中。 誰でも読みやすい記事を意識して、価値あるコンテンツを提供します!

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