
豪ドルの現在の金利は?
なぜ利下げされたの?
金利が上昇することはあるのかな?
こんな疑問や悩みはありませんか?

こんにちは!FXの歩き方編集部の那須です。
豪ドルの金利は現在0.75%。
オーストラリアは経済成長の妨げとなる問題を抱えており、足元の景気は良くありません。
金利を下げて自国の経済成長を促していますが、今後も利下げが行われ最終的には0.25%になる可能性もあります。
今回はそんな豪ドル金利の見通しや利下げの理由、金利上昇されるケースや豪ドル投資向けのFX会社などを紹介します。
豪ドル投資を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは参りましょう。
豪ドルの金利は0.75%
豪ドルの金利は年々下がっており、現在は0.75%の低水準となっています。
2019年5月までは1.50%をキープしていましたが、6月と7月に2回連続で利下げが行われ、さらに10月にも利下げが行われました。
連続利下げは2019年5月初旬に米中通商摩擦が再燃したのが原因で、5月21日にロウRBA総裁が次期金融政策会合で利下げを検討する旨を示唆。
そして10月の利下げでついに1%を切ってしまいました。

以前は高金利通貨だった豪ドル。
しかし現在の金利ではスワップポイント運用のうま味は少ない。
豪ドルの政策金利推移
豪ドル | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年 | 0.10 | 0.10 | ||||||||||
2020年 | 0.75 | 0.75 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.10 | 0.10 |
豪ドル金利の今後の見通し
野村証券では、2019年12月と2020年2月に0.25ずつ追加利下げが実施されると予想しています。

最終的に豪ドルの金利は0.25%になる可能性があるんだ。
2019年9月3日に政策金利据え置きが発表されたものの、9月19日公表の失業率が前月に比べ上昇したことなどから追加利下げ観測が強まりました。
オーストラリアは足元の景気は減速傾向にあり、実質GDP成長率は減速しています。
さらに消費者物価(CPI)上昇率は、豪州準備銀行(RBA)による政策目標(前年比+2~3%)を当面下回る水準にとどまると見られています。
また、豪ドルに影響を与えやすい米中貿易摩擦も懸念材料です。
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豪ドル投資はどうするべき?
金利の推移を考えると、豪ドル投資はスワップ狙いではなく、為替差益をメインで行くのが妥当です。
豪ドルは現状の低金利に加え、さらなる利下げの可能性もあるため、高金利通貨としての魅力がなくなっているからです。
スワップポイントは、あくまでオマケ程度に考えておきましょう。

豪ドルは通貨としては安定しているため、取引がしやすいよ。
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豪ドルの金利が下がった理由
豪ドルの金利が下がっているのは、金利を下げて景気を活性化し、自国の経済成長を促す目的があるからです。
現在オーストラリアの成長を阻害する要因がいくつかあり、しばらくは上昇が妨げられる可能性があります。
具体的には、失業率の上昇やGDP成長率の軟化、米中貿易摩擦による世界経済の減速など、これらの問題は経済成長の足かせになります。
そこで金利を下げ国内投資を促進し、経済の活性化をはかるために利下げを行っているんです。
豪ドル金利上昇の可能性がある2ケース
低水準の金利が続いている豪ドルですが、以下の2つのケースでは金利が上昇する可能性があります。
- オーストラリア経済の発展
- 豪ドル通貨の下落
金利引き下げを誘発する材料が多い現在ですので、金利上昇につながるケースは比較的レアと言えます。
オーストラリア経済の発展
オーストラリアが経済成長を続ければ利上げの可能性があります。
利上げをして他国からの投資を集められれば、通貨の価値が下がりにくくなるからです。
具体的には、オーストラリアのインフレ率が3%付近になると、このケースになりやすいです。
金利が上昇すると経済成長が減速してしまいやすくなりますが、GDPに余裕ができると利上げの影響を受け止めやすくもなります。
豪ドル通貨の下落
豪ドルが下落する場合も、利上げになる可能性があります。
利上げを行うことでオーストラリア経済の信頼を回復させ、通貨価値を保つためです。

レートが下がるということは、その国の経済の安定性や信頼が落ちているということだからね。
これはオーストラリア経済が悪化しているケースですが、そのような場合に豪ドルの価値を守るために利上げを行うこともあるんです。
豪ドル運用でオススメのFX会社は?

豪ドル投資は為替差益がメイン。
そのためスプレッドが狭く、ツールが使いやすいFX会社を選ぶのがポイントだよ。
またスワップポイントも高水準のところを選ぶとなお良いだろう。
どうせスワップがもらえるのなら高い方がいいもんね。
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豪ドルのスワップポイント比較表
豪ドル投資の手順
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- 豪ドル/円を購入
- 決済せずに長期間待つ
- 毎日スワップがもらえるので、ある程度貯まったら投資額を増やし、もらえるスワップを増やす
注意
- FX会社を比較し、もらえるスワップが多いFX会社を使う
- スプレッドは重要ではなく、あくまでスワップを重視
- レバレッジは1~3倍、最大でも5倍程度に抑えて運用する
現在豪ドルの金利はスワップ運用向きではない
現在の豪ドルは金利が低水準であるため、スワップ運用には向いていません。
かつて豪ドルは高金利通貨としてスワップ派のトレーダーに人気がありましたが、それは過去の話です。
現在はトルコリラやメキシコペソなど、金利の高い新興国通貨がスワップ運用に向いています。
金利差比較
外貨 | 米ドル | 豪ドル | NZドル | メキシコペソ | トルコリラ |
日本円との金利差 | 1.65% | 0.65% | 0.9% | 7.15% | 11.15% |
豪ドルよりもっと金利の高い通貨2つ
スワップ運用狙いでFXトレードを行う場合、オーストラリアではなくより金利の高い通貨がオススメです。
メキシコペソやトルコリラは、FXにおける高金利通貨の2トップです。
政策金利
- メキシコペソ:4.00%
- トルコリラ:17%
FX会社によっては期間限定のお得なキャンペーンを催している場合もあるので、チェックしておきましょう。
メキシコペソ
メキシコペソは高金利通貨の中でも比較的リスクの低い通貨です。
現在の金利は4.00%なので日本円との金利差は7.15%。

レバレッジ3倍で取引したとすると、年間20%以上の高利回りです。

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トルコリラ
トルコリラはもっとも高金利な通貨です。
現在の金利は17%で、日本円との金利差は11.15%。

レバレッジ3倍で取引したとすると、年間33.75%もの高利回りになります!

注意
トルコリラは新興国通貨の中でもっともリスクの高い通貨です。
為替差で大損する可能性もあるので注意しましょう。
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トルコリラの政策金利が17%に下がり、スワップポイントを減らす業者が多い中、逆にスワップポイントを上げてきたのがインヴァスト証券のトライオートFXです。
金利狙いの長期保有なら、いま一番オススメのFX会社です。
豪ドルの金利 まとめ
今回は豪ドルの金利について紹介しましたが、いかがでしたか?
現在の豪ドルは高金利通貨としての魅力はなくなってしまいました。
2020年には0.25%まで利下げされる可能性もあり、今後もスワップ運用には向かないでしょう。
ただし通貨自体は安定しているため、為替差益狙いなら豪ドルは取引しやすい通貨です。
最後に今回の内容をおさらいしておきましょう。
豪ドルの金利 Q&A
現在の豪ドル金利は0.75%です。
今後も利下げが行われる可能性があり、最終的には0.25%まで下がる可能性があります。
オーストラリアの景気を活性化し、経済成長を促すためです。
現在のオーストラリアには失業率の上昇やGDP成長率の軟化、米中貿易摩擦による世界経済の減速など、経済成長を妨げる問題があります。
金利を下げれば国内投資を促進し経済の活性化をはかれます。
以下2つのケースは、金利上昇の可能性があります。
- オーストラリア経済の発展
- 豪ドル通貨の下落
①は利上げを行うことで他国からの投資を集め、通貨の価値を下げにくくするためです。
②はオーストラリア経済の信頼を回復させ、通貨価値を保つためです。
スワップ運用向き通貨とFX会社
- メキシコペソ:LIGHT FX
- トルコリラ:インヴァスト証券(トライオートFX)
オーストラリアの足元の景気は減速傾向であり、金利上昇の可能性は低いです。
そのため豪ドル投資をするのなら為替差益を狙う方が資金効率が良いですよ!
もしスワップ運用を行いたいのなら、この記事でも紹介した新興国通貨を検討してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。