【2024年】豪ドル/米ドルの見通し!チャート推移からわかる4つの特徴

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豪ドル/米ドルのリアルタイムチャート

 

 

豪ドル/米ドルの見通しはどうなの?
豪ドル/米ドルにはどんな特徴があるの?

このような疑問にお答えします。

2024年の豪ドル/米ドルは、0.616~0.687米ドルを推移する見通しです。

トレード歴10年以上の私が2024年の豪ドル/米ドルの変動要因を解説します!

この記事では豪ドル/米ドルの特徴や為替レンジの予測に加えて、豪ドルの市場動向と見通しを解説します。

後半では豪ドル/米ドルの重要な経済指標スワップ収入をシミュレーションしているので、最後まで読んでくださいね。

目次

【2024年】豪ドルの見通しは?

豪ドルは、2024年後半にかけて中長期的に下落する可能性があります。

理由は次のようにプラス要因が1つに対して、マイナス要因が2つあるからです。

変動要因
  • 2023年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率が前期比+0.2%(輸出が軟調だったほか、家計が支出を控え、利上げが需要を抑制)
  • 資源価格の下落(マイナス要因)
  • 米国との金利差が拡大する予想(マイナス要因)

米国との金利差が大きくなると豪ドル売り、米ドル買いになる可能性があります。

【最新】豪ドルの市場動向

豪ドルの市場動向は、不安定な動きが続いています

理由は豪ドルの政策金利が、次のように2~3%と幅を持たせた目標が設定されているため見通しづらいからです。

豪政府・中銀、新たな政策枠組みで合意 2─3%インフレ目標維持

オーストラリア準備銀行(中央銀行)の新たな政策枠組みの詳細を確認し、長期的に2─3%の柔軟なインフレターゲットという主要目標を維持した。

【※Reutersより引用(2023年12月7日)】

オーストラリア経済の方向性が見えるまでは、売買のポジションを少なめにしましょう。

【2024年】豪ドル/米ドルの為替レンジ予測

豪ドル/米ドルは次の理由から、0.616~0.687米ドルを推移すると予測できます。

予測の理由
  • 豪ドル/米ドルは2021年から2023年まで52SMA(52週の単純移動平均線)に沿った下降トレンドである。
  • 豪ドルと相関関係が見られる中国株は、2021年から下降トレンドが続いている。

実際にチャートを見ると、次のように下降トレンドであることが分かると思います。

豪ドル/米ドルの週足チャート
豪ドル/米ドルの週足チャート

今後も中国経済衰退の懸念が強く影響する場合、豪ドルも下降トレンドを続ける予測です。

したがって、現在の下降トレンドの高値と安値である0.616~0.687米ドルを推移すると考えられます。

知っておきたい!豪ドル/米ドルの特徴

米ドルと豪ドルの関係性をもっと知りたいな!

それでは、豪ドル/米ドルの特徴をまとめて確認しましょう。

米ドル/豪ドルの特徴
  • 長期での値動きは激しい
  • 中期・短期では綺麗な流れ
  • 中国経済に大きく影響される
  • アメリカ経済とは反比例の関係

長期での値動きは激しい

豪ドル/米ドルは、長期での値動きが激しい通貨ペアになります。

下の日足チャートでは、赤枠部分のように急にトレンドが発生したりレンジなったりと動きが活発です。

豪ドル/米ドルの日足チャート
豪ドル/米ドルの日足チャート

しかし1度トレンドが発生すると大きく進行するため、トレンドフォローの戦略が稼ぎやすいでしょう。

オーストラリアは日本時間と重なっている点から豪ドルが東京市場の時間帯でも変動しやすく、ニューヨーク市場では東京やオーストラリアが夜中でも売買が活発です。

中期・短期では綺麗な流れ

長期足では激しい動きを見せますが、中期・短期では比較的きれいなチャートを形成します。

下の豪ドル/米ドルの1時間足チャートでは下降トレンドの後に、分かりやすくレンジ相場を形成しています。

豪ドル/米ドルの1時間足チャート

取引量が多いから、チャートは素直な動きを見せやすいんだ。

上位足でトレンドが発生している時に、トレンドラインなどを使った手法は有効でしょう。

中国経済に大きく影響される

オーストラリアの最大手輸出国家は中国であるため、豪ドルは中国経済の影響を大きく受けやすいです。

次のグラフが示すように、中国が3割以上で1位になっています。

豪ドル/米ドルで重要なオーストラリアの輸出先割合

オーストラリアは世界有数の資源国家であり、小麦や大豆、トウモロコシ、金・銀、原油、石炭、天然ガスなどコモディティ商品が豊富です。

最大の輸出先が中国のため、貿易の観点から中国経済の影響を受けやすくなります。

アメリカ経済とは反比例の関係

オーストラリアはアメリカ経済と反比例の関係にあり、米ドルにリスクがある時は豪ドルが買われやすい傾向にあります。

理由はオーストラリアがアメリカと次の2点で似ているため、片方の通貨にリスクがある時はもう一方に資金が流れやすいからです。

オーストラリアとアメリカの共通点
  • 先進国であること
  • 資源国家で安定している

豪ドルに投資する時は、アメリカ経済の動きも確認するように!

豪ドル/米ドルで重要な経済指標

豪ドル/米ドルは、次のような経済指標による値動きも注視しましょう。

オーストラリアの経済指標
  • RBA政策金利
  • 消費者物価指数(CPI)
  • 小売売上高
アメリカの経済指標
  • 米国雇用統計
  • FOMC声明/議事録
  • フェデラル・ファンド(FF)金利

オーストラリアのRBA政策金利の時は、オーストラリア準備銀行が政策金利や金融政策を発表します。

政策金利の変動で価格が一瞬で大きく動くため、トレード前には必ず経済指標を確認しましょう。

豪ドル/米ドルのスワップ収入をシミュレーション

豪ドル/米ドルって、スワップ収入は高いの?

豪ドル/米ドルを1万通貨で運用した場合、1日46円1年間で16,838円のスワップ収入しかもらえません。

スワップ収入の計算式

スワップポイント(円)=数量×金利(%)÷365(日)× 円評価レート

2023年12月の政策金利は、オーストラリアが4.35%でアメリカが5.25%~5.50%です。

円評価レートは米ドル/円の146.418を使うとすると、具体的な1日のスワップ収入は次のようになります。

10,000(通貨)×(-0.04.35+0.05.50)(金利)÷365(日)× 146.418(円評価レート)=46円

スワップ収入を狙うなら豪ドル/米ドルではなく、この後紹介する高金利通貨がおすすめです!

【必見】米ドルと豪ドルはどっちがいい?

豪ドルと米ドルのどちらで取引するか迷うなら、米ドルをおすすめします。

理由はアメリカの金利がオーストラリアよりも高いためです。

加えてオーストラリアと結びつきの強い中国の景気減速により、豪ドルの下押し圧力につながりやすくなります。

豪ドルの詳しい分析は、次の記事を参考にしてくださいね。

スワップ収入におすすめの高金利通貨!

米ドル/豪ドル以外にスワップ収入が高い通貨があるんです。

新興国通貨では金利の高い国が、次のように3カ国もありますよ!

金利が高い3カ国
  • メキシコペソ:政策金利
  • トルコリラ:政策金利
  • 南アフリカランド:政策金利

【※調査】

ただし新興国は政治や経済が先進国に比べて不安定なので、為替レートが大きく動く時があります。

新興国通貨を購入する際は、ファンダメンタルズ分析を実施してレバレッジを3倍程度に抑え、急激な為替変動の対策をしてくださいね。

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低スプレッド(手数料が安い)・高スワップなので欠点がないFX会社といえます。

いろんなFX会社を使った結果、最後はGMOクリック証券に落ち着くトレーダーが多いのが特徴です。

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低スプレッドな上に、約定力が高いのでデイトレにも強いのが特徴です。

短期も長期もどちらでも対応できる高スペックのFX会社で、FX初心者に特におすすめです。

まとめ

豪ドル/米ドルの特徴為替レンジの予測に加えて、豪ドルの市場動向見通しを解説しました。

最後に内容のおさらいをしましょう。

まとめ
  • 豪ドルは2024年後半にかけて中長期的に下落する可能性がある
  • 豪ドル/米ドルは長期で値動きが激しいがトレンドが出れば稼ぎやすい
  • 2024年の豪ドル/米ドルの為替レンジの予測は0.616~0.687米ドル
  • 豪ドル/米ドルで重要な経済指標6つに注意してトレードするとよい
  • 豪ドルと米ドル以外にスワップ収入が高い新興国通貨が3つある

豪ドル/米ドルの特徴や豪ドルの市場動向をつかむと、精度の高いトレードができますよ!

スワップ収入を狙うなら、豪ドル/米ドルよりも3つの新興国通貨の方が高いです。

ただし新興国は政治・経済が不安定なので、リスクを抑えた投資を意識してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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豪ドル 米ドルにかんするよくある質問

豪ドルの強みは何ですか?

豪ドルの強みはオーストラリアが世界有数の資源国家であるため、輸出産業が安定していることです。

小麦や大豆、トウモロコシ、金・銀、原油、石炭、天然ガスなどコモディティ商品が豊富になります。

>>豪ドル/米ドルの特徴

オーストラリアドルの金利が高いのはなぜですか?

オーストラリアのインフレリスクを抑制するためです。

先進国の中でもオーストラリアは資源が豊富で、経済成長によるインフレを抑えるため金利を高くしているんです。

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この記事の監修者

株式会社フォーカスワン 代表取締役

約13年前に外為オンラインで取引を始めたが、初心者にありがちな小さく稼いで、大きく負けるで一発退場。

その後、復活して取引を再開。2018年のトルコリラ暴落を経験しながら、早目の損切りで逃れ現在に至る。

FXのリスクと楽しさを感じながらも日々格闘中。

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