第12回 為替マーケットコラム マクロ要因と世界経済

第12回 為替マーケットコラム マクロ要因と世界経済

マクロ要因と世界経済

マーケット動かす要因はいろいろありますが、市場全体に影響を与えるファクターをマクロ要因といいます。

個別の理由に関係なく、すべての銘柄が同じ方向に動いてしまう状況が続くことになるのです。

この1月は特にマクロ要因が大きかったです。

 

地政学的リスク

米軍がイラン軍の司令官を殺害でした。その報復でイランがイラクにある米軍施設を攻撃しました。

それをうけてマーケットは大きくリスク回避に傾きました。

ドル円は107円台に突入したのですが、すぐに市場は落ち着きを取り戻し、どうせ戦争にはならないだろうという楽観論が先立つことになりました。

 

まずはイランの攻撃では死者が出ていないことが判明して、それも米軍施設の間近を狙った精密爆撃であったことが、市場に安心感を与えたのです。

アメリカ側の反応も心配されていたが、この状態ではアメリカの面目を保ったことになります。問題はトランプ大統領が攻撃したら3倍の報復をすると言明してしまっていることでした。

 

しかし拍子抜けするほどトランプ大統領の声明も静かなものでした。死者が出ていないことを評価して、エスカレートを臨まないとしたのです。それで米国株は一気に史上最高値を更新してきました。

 

イランがミサイルをピンポイント攻撃したことで、次の北朝鮮のアクションは厳しいものにならざるをえません。

すでに短距離の、アメリカに届かないミサイルの発射は事実上、容認しているトランプ政権ですが、イランの例を見せつけられると、北朝鮮としてもミサイル発射で日本上空をまたいだくらいでは、それはすでに脅威にはならないのです。

 

ちゃんと米軍基地を狙わないと、本気でやる気があるのか疑われるということにつながります。

三沢や普天間、佐世保か座間基地の、コンクリートウオールの100メートル外側にミサイルを着弾させることができるのかどうか。

クリスマスプレゼント贈ると言っていた割には、北朝鮮からのアクティブな行動は何も聞こえてこなくなりました。

 

米中協議の合意

米中協議の第1弾がまとまりました。合意の内容は事前に終始されていたものと代わり映えのないものであって、発表された前後ではマーケットにインパクトはなかったです。

当日の反応がなかったとはいえ、これまで散々にリスクテークが進んできたのです。

 

昨年9月からの「第1弾」という部分的な合意に活路を見いだしてからは、この5ヶ月間は株高が大いに進んでいます。米国株は利益の収益性を度外視したレベルまで上がってしまっているのです。

米国株の日足

 

米中関係で肝心なのはここからの貿易問題の処理です。米中の貿易戦争が始まってから追加された関税はすべては撤廃されていないで残ったままです。

トランプ大統領は「第3弾はない」と公言しているので、次の第2弾の交渉までで残りの諸問題が解決できると目論んでいるようです。しかし後に残された問題は甚大なものです。

企業への強制的な技術供与、知的財産権の保護など、中国で立法化するのは困難なものばかりで、そのうえ国内産業への補助金もやめろというものです。とても高いハードルが現存しているのです。

 

武漢のウイルス感染

新型コロナウイルスのほうは、いまだにその実体がよくわかっていません。

中国やアメリカなどからも防疫のための施策がとられていますが、それがどこまで有効なのかわからない状態です。

 

とくに2003年のサーズのときとのアナロジーで今回も予測しようとする動きがありますが、忘れてならないのは当時とは人の動きがまるで違うということです。

中国人が「爆買い」などと言われ出す前のシナリオと比較してもダメなのです。これからも感染者が増加することも大いにありうると考えてマーケットに臨んだ方がよいでしょう。

 

時間の経過とともに感染者数と死亡者数が増加しています。それが中国の観光シーズンを直撃しているので、外出の機会が減り、国内消費の減退が懸念されています。

旧正月の期間というのは、アメリカでいうとクリスマス商戦の時期に匹敵します。1年の個人消費のうちの4分の1くらいをつぎ込むものとされているのです。

 

日本の置かれた立場を見てもわかるとおり、中国の消費低迷は日本の生産も打撃します。

それだけ日本は中国経済に依存している状況なのであり、これはアメリカも欧州も同様です。

これから発表されてくる第4四半期のGDPや消費動向の経済指標には興味はなく、次の関心は第1四半期の内容がどうなっているかです。

緊急事態宣

 

リスクの取り過ぎ

ここまでお話ししてきたように、マーケットは悪材料に囲まれているにもかかわらず、良いものだけに目を向けている状態であるのがわかります。

リスクオンを通り越して、リスクフルの状態なのです。それが為替相場を値動きの乏しいものにしていると言えなくもないでしょう。

 

ともかくもドル円やユーロ円といったリスクに敏感とされている通貨ペアに関しては、動き出したら際限なく落ちる余地を残していることでもあり、あまり調子に乗ってリスクテークのポジションに傾けない方がいいように思われます。

 

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持田 有紀子

持田 有紀子

<略歴>
慶応義塾大学法学部政治学科卒。国際政治及び東アジアの地域研究を専攻。

同大新聞研究所(現メディア・コミュニケーション研究所)修了。

野村証券入社。エクイティ部門の日本株トレーダーやワラント債、オプション課、営業課など。その後は人事コンサルティングの分野でも活動し、行動科学や心理学に基づく人事評価のモデルの開発等に携わる。

21世紀に入って起業した後は、海外の先物市場や外国為替取引のノウハウの蓄積を活用した投資情報の提供、セミナー講師、海外ファンドの運用、トレード塾の運営などを手がける。


<著作物>

「外国為替取引(FX)はこうして稼ぐ」 明日香出版

「日経225/日経225ミニ 日経先物取引の戦い方」 明日香出版社

「FX 練習帳」 実業之日本社 「夜の外国市場で儲けるテクニック」 明日香出版社

「FX 最強投資術」 実業之日本社 「利確と損切りのタイミングを読む」明日香出版社

「学校では教えてくれない投資と金融の授業」 明日香出版社


<連載コラム>

ザイFX「戦う女のマーケット日記」(ダイヤモンド社)
http://zai.diamond.jp/list/fxcolumn/mochida


<持田有紀子公式ブログ>

http://ameblo.jp/mochidayukikodesu/


<自己紹介>

野村證券の初期女性総合職としての兜村が、私の仕事の出発点でした。

金融マーケットに関わる人々やものごとの酸いも甘いも嚙み分けて、大規模な組織に属しない一個人でも、どうやったら戦い続けることができるのかを追求してきました。

金融マーケットへのアクセスは誰にでもかなり容易になった昨今、価値ある有意義な情報を一人でも多くの人に届けたいと考えています。

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