第5回 為替マーケットコラム 2019年6月 金利と相場について

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第5回 持田 有紀子のマーケットコラム

金利商品について

金利商品というのはその字のごとく、金利を扱う金融商品のことです。

金利というと2.5%とか3.725%という具合に表示されているものですが、こうした金利を直接に取引することはありません。

金利を価格に引き直したものを取引することになります。その際に金利と価格は1対1の関係にあるので、実質的に問題はありません。

注意すべきことは、金利が上がるときは価格表示された値段が下がることです。

ですから「金利が上がった」という場合は、金利そのものが上がったのか、それとも価格が上がったのかを留意しないといけません。

金利と価格

リスク相場

通常のマーケットの動きの中では、お金は同じ世界の中を回っているだけなのです。

持っている株を売ったところで、次に何を買うのかを考えた場合、やはり別の株を買うのか、それとも債券などの金利商品を買うのかということになります。

株価というのは市場のリスクをストレートに反映するものですから、リスク性の高いものとされています。

一方で債券は利回りが低い代わりに、安全・確実・有利というメリットがあるとされ、リスク性の低いものとされます。

 

そこで株が好んで買われているような場合は、資金捻出のために債券が売られることになります。

反対に市場の不安心理が貯まってきてリスクを避けたいようなときには株券が売られ、「質への逃避」としょうして債券などの金利商品が買われることになるります。

 

要するに株価と債券価格は反対に動くのです。

これは1日とか1週間など長い期間で見てもそうなっていますし、5分とか10分など短時間でも起こっていることです。

これを金利で述べるとちょうど反対になり、株価と金利は同じ方向に動くということになります。こうした相関性をリスク相場といい、多くの場合で見られる基本的な相場展開です。

株価と金利

金融相場

通常に見られる相場展開の代表が「リスク相場」であり、それは株価と金利商品の代表である債券価格が反対方向に動いていることで確かめられます。

このような状況の中では株価と債券を両方ともロングにしていても、それはヘッジが効いて儲からないことを意味します。

それとは違った展開で株価と債券価格が同じ方向に動くケースがあります。

これを「金融相場」といい、市場の関心が金融当局の政策変更などに集まっている場合がそうなりやすいです。

金利を下げるということは、企業のコスト負担の軽減を意味します。

それは株価にとって好材料だから株高要因になるということです。つまり株価と債券価格は同じ方向に動くことがあるということです。

金融相場

6月相場

5月の下旬から6月中旬までは、激しい金融相場に見舞われました。

これは言うまもなく、FRBの金融スタンスの変化が露骨に現れたからです。

昨年までは四半期ごとの利上げを、ペースを守って行ってきました。それが今年の3月は見送りとなり、いよいよ次の6月はどうかということころまで来ました。

もちろん市場の不確定要素はいろいろあります。米中摩擦も拡大の一途をたどっていますし、メキシコの関税や中東問題も吹き上がっています。

トランプ大統領が催促しているからという側面もあるのですが、FEDのメンバーの幾人かが利下げを主張するようになったのです。これを市場が先取りする形で、ドル金利は大きく下がりました。

金利商品の価格は上がったというわけです。その間、米国株を始め、世界的にも株高が進みました。米国株は再び史上最高値に接近しており、金融相場の典型的なパターンとなっています。

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河野 裕

河野 裕

株式会社フォーカスワン 代表取締役

昭和49年5月3日生まれ。44歳。東京出身。

約10年前に外為オンラインで取引を始めたが、初心者にありがちな小さく稼いで、大きく負けるで一発退場。

その後、復活して取引を再開。2018年のトルコリラ暴落を経験しながら、早目の損切りで逃れ現在に至る。

FXのリスクと楽しさを感じながらも日々格闘中。

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