
自動売買ってなに?
実際、儲かるの?
初心者向けの自動売買はあるのかな
こんな疑問はありませんか?
『自動売買』とは、システムが投資家に代わってトレードをしてくれる方法を指します。
『システムトレード』とも呼ばれ、人気の投資方法なんですよ!

こんにちは!FXの歩き方編集部の那須です。
いくら自動売買と言えど、相場の動きに合ったプログラムを選ぶ必要があり、その判断は私たちトレーダーにゆだねられます。
FXの知識がまったくないと、どれを選んだらよいのか、困りますよね。
また、販売されている自動売買ソフトには詐欺の可能性もあるので、十分な注意が必要です。
この記事では、FX自動売買の基礎やシステムの種類、詐欺の回避方法や運用のコツ、そして初心者向けの自動売買口座を紹介します。
自動売買を正しく運用するためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではまいります。
私たちFXの歩き方編集部は、儲けるよりも損をしないことを第一に考えています。
「どれが正しい情報なんだろう?」 そんな悩みや疑問を解消すべく、私たちは正しい情報を伝えることを最優先とし、FXのプロや実際にトレードをしている方の監修のもと記事を作成しています。
この記事の参考にしたメディア
FXの自動売買とは?
自動売買とは、システムが投資家に代わってトレードしてくれる方法です。
自動売買を行うには専用のツールを使いますが、そのツールを使って、投資家があらかじめ設定(選択)したプログラム(ストラテジー)に従い、システムが自動で売買を行います。
システムがトレードを行ってくれるため、「システムトレード」とも呼ばれています。
トレードルールを決めて堅実に資産を増やせる自動売買は、世界中で流行しているんですよ!
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【漫画で見る自動売買】初心者でも利益を出せる自動売買の仕組みとは?
自動売買プログラム(ストラテジー)とは?
自動売買プログラムとは、「売買戦略」を指します。
私たちは、「こういう条件で売買する」といった戦略が組み込まれたプログラムを使い、自動売買を行うんです。
この自動売買プログラムは、「ストラテジー」とも呼ばれています。
プログラミングの知識が無くても大丈夫!

「え?じゃあ、自動売買を行うのには、プログラミングの知識も必要なの?」
こんな疑問が出てくるかと思いますが、FX自動売買を行うのに、プログラミングの知識が絶対に必要なわけではありません。
通常、自動売買システムを提供しているFX会社を使ってトレードをするのですが、各社のシステムは、プログラムを選択するだけで始められるものも多いんです。
つまりプログラム(ストラテジー)は、あらかじめ用意されているので、プログラミングの知識がなくても利用できます!
自動売買システムは初心者向け~上級者向けまで様々
自動売買システムにはいくつか種類があり(後述します)、中にはいちから自分でプログラムを組むタイプもあります。
そういったシステムを使う場合はプログラミングの知識・技術が必要ですが、上級者向けです。

プログラミングの知識がなかったり、初心者である場合は、プログラムを選択するタイプの自動売買を利用するようにしよう。
自動売買と裁量トレードの違いは?
自動売買と裁量トレードの違いを比較表にしてみました。
比較項目 | 自動売買 | 裁量トレード |
事前準備 |
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分析手法 |
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トレード機会 |
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チャートを見る回数 |
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心理的影響 |
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向いている人 |
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自動売買は裁量トレードと比べて、投資家の負担が軽いことがわかるかと思います。
大きな違いは注文自体を自動で発注してくれるかどうか
注文自体を自動で発注してくれるかどうか、ここが大きな違いです。
エントリーや決済をすべて投資家自身で考え、手動で行う方法は「裁量トレード」と呼ばれ、これは通常のFXです。
裁量トレードでも「レートが○○円になったら買い、レートが○○円になったら売る」といった、新規・決済の注文を一緒に出せるIFD注文があります。

最初の注文が約定したら、2つ目の注文が自動的に発注されるため、IFD注文も一種の自動売買なのだ。
しかし、裁量トレードで新規・決済の注文をまとめて出せるのは便利ですが、注文は自分で発注しなければならず、手間がかかります。
完全な自動売買では、このような手間さえ省き、注文自体も自動で発注してくれるメリットがあるんです。
FXの自動売買は儲かるの?
自動売買は正しく運用すれば儲かります。
実際、FX自動売買で利益を上げているトレーダーもいますし、裁量から自動に切り替え、成功した方もいます。
ただし、自動売買を行うにしても、「正しく」運用する必要があるんです。
トレーダー自身の判断も重要
FXの自動売買が出始めた頃は、「システムに任せきりでOK!」などのうたい文句が目立ちましたが、現実はそう甘くはなく、自動売買も見直しや検証を行わなければなりません。
なぜなら、為替相場は刻々と状況を変えていくからです。
自動売買で最初に設定したプログラムが、変化した相場に合わない場合もあります。

たしかに、本当にすべてを任せきりで大丈夫なら、FXで失敗する人がもっと減っていてもいいよね。
自動売買を正しく運用するためには、トレーダーが相場の状況を判断し、それに合ったプログラムを選ばなければなりません。
実際に儲かった人はいる?
FX自動売買で、実際に儲かった人はいます。
下記画像はFXブロードネットの「ガチンコバトル」という、トレーダー達がトラッキングトレードの運用で競走した実績です。
運用資金は30万円で、複数通貨ペアでの同時運用はしていません。
ところどころマイナスが出ているものの、3位までのトレーダーはトータルでプラスを出しているのがわかるかと思います。
自動売買が儲かるか、デモトレで試してみました!

自動売買の口座を開設している私自身で、デモトレードでほったらかし運用をしてみました!
期間は1ヵ月ですが、どの自動売買も利益が出ています。
収益率ランキングは下記の通り!
外為オンライン:収益率1.53%
FXブロードネット:収益率1.03%
ひまわり証券:収益率:0.50%
アイネット証券:収益率0.47%
(※注:含み損は収益率の計算に入れていません)
インヴァスト証券について
今回の検証ではインヴァスト証券を除外しています。
その理由は、トライオートFXの「自動売買セレクト」がデモトレードでは利用できなかったためです。
あらかじめご了承ください。
外為オンライン
取引条件
- 方法:iサイクル2取引
- 通貨ペア:米ドル/円
- スタート資金:300万円
- 収益率:約1.53%
- 損益:+45,890円
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FXブロードネット
取引条件
- 方法:トラッキングトレード
- 通貨ペア:米ドル/円
- スタート資金:30万円
- 収益率:約1.03%
- 損益:+3,101円
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ひまわり証券
取引条件
- 方法:ループ・イフダン
- 通貨ペア:米ドル/円
- スタート資金:300万円
- 収益率:約0.50%
- 損益:+14,902円
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アイネット証券
取引条件
- 方法:ループイフダン
- 通貨ペア:米ドル/円
- スタート資金:300万円
- 収益率:約0.47%
- 損益:+14,288円
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FXの自動売買 3つのメリット
FX自動売買には、以下の大きなメリットが3つあります。
FX自動売買のメリット
- テクニカル分析が最小限でいい
- ずっとチャートを見る必要がない
- 感情の影響を受けにくい
自動売買と裁量トレードの大きな違いや、裁量トレードで負ける原因などを紹介しましたが、ここからはもう少し具体的な自動売買のメリットを見ていきましょう。
テクニカル分析は最小限でいい
自動売買は、テクニカル分析は最小限で行えます。
なぜなら、プログラムが設定に従ってトレードを繰り返してくれるからです。
自動売買を行う場合、プログラムを最初に設定しますが、そのときにテクニカル分析を行います。
つまり、今後の相場を予測し、その相場に合ったプログラムを設定するわけです。
あとはシステムが設定したプログラムに従ってトレードしてくれるので、売買のたびに分析する必要がないんです。
裁量トレードは毎回分析が必要
裁量トレードでは、売買のたびにテクニカル分析を行わなければなりません。
自動でトレードを繰り返すわけではないので、毎回自分でチャート上の操作を行う必要があるんです。
自動売買はまったく分析が必要ないわけではありませんが、それでも裁量トレードに比べたら投資家の負担が軽減されます。
ずっとチャートを見る必要がない
テクニカル分析が最小限でいいということは、私たちはチャートをずっと見続ける必要もないということです。
なぜなら自動売買では、必要なときにだけチャートを確認すればよいからです。
たとえば重要指標の発表や要人発言などで、相場が急変しそうなときは、あらかじめ自動売買を解除しておくなど対策が必要です。

上記のような場合は、自動売買プログラムが相場に対応できないことがあるのだ。
しかし基本的にはトレーダーが仕事中でも寝ている間でも、自動売買がトレードを繰り返してくれるぞ!
裁量トレードに比べてチャートを見ている時間が少ないので、投資家の疲労も軽減できます。
裁量トレードは疲れる!?
チャートをずっと見続けるのは疲れます。
また売買タイミングも目移りし、結局よいタイミングを逃してしまうケースもあるでしょう。
たとえばスキャルピングを行う場合、1回あたりの取引時間が数秒~数分なので、チャートから目を離した隙にチャンスが訪れることも。
そうなると、なかなか取引画面から目が離せません。
チャートを見ている間、ずっとトレードに集中していなければならないので、けっこう疲れてしまうんです。
感情の影響を受けにくい
自動売買は、その時その時の値動きに惑わされにくいメリットもあります。
なぜなら、先述したようにチャートを見る時間が少ないため、感情の影響を受けにくいからです。
たとえば、

損切りポイントや利益確定ポイントは決めていたのに、突発的な値動きがあったから慌ててエントリーや決済をしてしまった!
このようなミスを減らせます。
経験がまだ浅いうちは、感情に支配されないトレードをするのは難しいですよね。
自動売買ならしょっちゅうチャートを見る必要がないので、自然と値動きに惑わされることも減っていきます。
つまり、余計な損失やリスクを減らせるんです。
FXの自動売買 3つのデメリット
FXの自動売買には、下記のデメリットもあります。
自動売買のデメリット
- 裁量トレードよりもコストがかかる
- 相場の急変時に弱い
- プログラムの見直し・改善が必要
もし自動売買を行うとしても、その欠点も知っておきましょう。
あらかじめ欠点を学んでおけば、実際に運用するときのリスク対策に役立ちます。
優秀に見える自動売買ですが、なぜ、上記のようなデメリットがあるのでしょうか?
裁量トレードよりもコストがかかる
FXの自動売買を行う場合、裁量トレードよりもコストが多くかかります。
FX会社は、自動売買ではスプレッドを広く設定しているか、システム使用料(手数料)を徴収する場合がほとんどです。(両方の場合もあります)
自動売買システムを開発しているわけですから、これは当然といえば当然かもしれませんね。
FX会社 | 自動売買 | 裁量トレード | ||
スプレッド | 売買手数料 | スプレッド | 売買手数料 | |
![]() | 1銭 | 片道20円 | 1銭 | 無料 |
![]() | 0.2銭 | 片道20円 | 0.2銭 | 無料 |
![]() | 0.3銭 | 片道20円 | 0.3銭 | 無料 |
![]() | 2銭 | 無料 | 0.7~1銭 | 無料 |
![]() | 2銭 | 無料 | 1銭 | 無料 |
※スプレッドは米ドル/円のものです。
また、トライオートFXは取引量によって手数料が異なります。(一番安い手数料は1万通貨未満で片道20円。)
手数料は1,000通貨あたりの片道分なので、実際には新規・決済にそれぞれ発生し、取引量によっても変わります。
たとえば外為オンラインで1,000通貨をトレードする場合、米ドル/円のスプレッドは1銭です。(業界最狭水準のFX会社では0.2銭)
さらに、自動売買システムであるiサイクル2取引を行うときは、片道20円の手数料がかかります。
このように裁量トレードよりも手数料が多くなるため、自動売買を利用する際はコストを考慮する必要があります。
相場の急変時に弱い
FXの自動売買は、相場の急変時に機能しない恐れがあります。
なぜなら、自動売買システムは過去の値動きのデータをもとに作られているため、予想外の事態に対応できないことがあるからです。
たとえば前例がない相場の動きがあった場合、過去のデータがないので、システムが機能しません。
こういった場合、自動売買でも大損する可能性があります。
最低限のニュースや情報はチェックすべき
為替に影響がある情報を把握せず、自動売買を完全に放置していると、大変危険です。
そのため、いくら自動売買が投資家の手間を軽減させてくれるとはいっても、最低限のニュースや情報はチェックしておく必要があります。
もし為替に大きな影響がありそうなニュースの発表が予定されていて、対応方法がわからなければ、事前に自動売買を解除しておくのもひとつの手です。
またFX会社はストラテジーごとに、「最大でどのぐらい損をしているか」の数値を表示してくれているところもあります。
その最大損失額が、自身の許容範囲内であるかどうかを確認しておくのも大切です。
システムの見直し・改善が必要
自動売買プログラムは、同じものを使い続けるのではなく、見直しや改善が必要です。
その理由は、相場は常に変わり続けていくからです。
完全放置が危険な理由は、相場の急変だけではありません。
先ほども少し触れましたが、自動売買プログラムは変化した相場に適さなくなる場合があります。
好調だったのに、徐々に変わりゆく相場にプログラムが適さなくなり、利益が出にくくなることがあるんです。
そのため、定期的にプログラムの見直し・改善を行い、そのときの相場に適したものを使うのが重要です。

ただし、プログラムを短期間で変えまくるのもよくない!
自動売買プログラムは、1日や2日で結果が出るものではないのだ。
たとえば1週間目で結果が出なくとも、1ヵ月後にプラスになることもあるぞ。
自動売買プログラムの多くが1~2ヵ月程度の運用を想定しているため、短期間での利益を求めすぎないことだ!
FXの自動売買4種類のシステム
FX自動売買システムには、大きく分けて以下の4種類があります。
自動売買システムの種類
- リピート注文型
- ストラテジー選択型
- ストラテジー設定型
- ストラテジー開発型
上記の種類があるように、自動売買の仕組みは多種多様です。
FXやプログラミングの深い知識や経験が必要なものもあれば、経験が浅いトレーダーでも利用可能なものまであります。
この4種類は性質が異なるため、自動売買を上手に行うためには、まず自分に合ったシステムを見つけるのが重要です。
これから紹介するそれぞれのシステムの特徴を学んで、あなたに最適なものを見つけてくださいね!
リピート注文型
リピート注文型は、自動売買の中でもっともシンプルなシステムです。
「価格が買値より上昇したら売り、売値より下降したら買い」といったトレードを繰り返します。
(画像引用:FXブロードネット)
このシンプルな性質上、初心者にも仕組みがわかりやすく、設定も簡単なメリットがあります。
はじめに設定をすれば、あとはその設定に従ってシステムが自動でトレードをしてくれるんです。
ただし、為替レートが「上がる・下がる」を繰り返すのが前提のシステムなので、レートが一方的に動いた場合は対応できない恐れもあります。
ストラテジー選択型
ストラテジー選択型は、その名の通り、プログラム(ストラテジー)を選択するタイプで、ミラートレーダー系のシステムです。
ミラートレーダーってなに?
ミラートレーダーは自動売買のプラットフォーム。
選択した売買プログラムに任せてトレードを行え、ソフトをダウンロードする必要がなく、ブラウザ上で運用ができます。
プロが作成したプログラムを利用できるのが大きな利点!
実績のあるプログラムの中から、トレーダーが選んで自動売買を行います。
(画像引用:セントラル短資FX)
優秀であったり、自分好みのプログラムを選べるメリットがあります。
またこのシステムは、プログラミングの知識は必要ありません。
しかし、選んだストラテジーは定期的に見直す必要があるので、長期間放置していると、そのときの相場に合わなくなる場合があるので注意しましょう。
ストラテジー選択型の代表例
ストラテジー選択型(FX会社オリジナル系)
ストラテジー選択型(FX会社オリジナル系)は、上記ミラートレーダー系とは異なり、FX会社オリジナルのシステムを使うタイプです。
あらかじめ用意されているプログラムから選択し自動売買を行いますが、FX会社が独自に開発したシステムを利用します。
(画像引用:トレイダーズ証券)
オリジナルのシステムは、FX会社によって特徴が異なるので、自分に合ったものを検討する必要があります。
そのため、FX会社が開発したシステムやプログラムの内容を、よく調べておかなければなりません。
リピート注文型やミラートレーダー系よりも少し難易度が高いため、中級者以上向けのシステムと言えるでしょう。
ストラテジー選択型(FX会社オリジナル系)の代表例
- みんなのシストレ(トレイダーズ証券)
ストラテジー設定型
ストラテジー設定型は、トレーダー自身でプログラムを設定するタイプのシステムです。
プログラムを自由に設定できるメリットがありますが、その分FXの経験や十分な知識が必要です。
(画像引用:インヴァスト証券 トライオートFX)
カスタマイズ性が高いので、プログラムを選択するだけでは物足りない方や、より有利なプログラムで自動売買を行いたい方が利用するようなシステムですね。
すでにFXに慣れている中~上級者向けですが、上手に使えれば、先述した3つのシステムよりも大きな効果が期待できます。
このシステムは難易度が高いので、初心者がいきなり利用するのは控えましょう。
ストラテジー設定型の代表例
- トライオートFX(インヴァスト証券)
- ちょいトレFX(FXプライムbyGMO)
※トライオートFXは、ストラテジー選択型のシステムも利用できます。
ストラテジー開発型
ストラテジー開発型は、ストラテジーのプログラミングから行うタイプのシステムです。
トレーダー自身でプログラムを作成できるため、さまざまな発注方法を自由に可動させることができ、非常にカスタマイズ性の高いシステムとなっています。
その反面、プログラミングの知識が必要なのはもちろん、FXの知識や経験がないとプログラムを組むこと自体も難しいです。
(画像引用:FXトレードフィナンシャル)
FXとプログラミングのどちらのスキルも必要ですが、プロ仕様の自動売買が行えるのが大きなメリットです。
紹介した5つのシステムの中でもっとも難しいシステムなので、初心者はまず「こういうシステムもあるんだ」と頭にとどめておく程度にしましょう。
ストラテジー開発型の代表例
- FXTF MT4(FXトレードフィナンシャル)
- FOREX MT4(FOREX.com)
FXの自動売買に向いてる人・向いてない人
さて、ここまででFX自動売買の特徴がわかっていただけたかと思います。
では、次にFX自動売買に向いている人は、いったいどんな人なのか?を紹介しますね。
自動売買が裁量トレードよりも優れている点を踏まえて、私は下記のような人に向いているのではと考えています!
自動売買に向いている人
- 普段忙しくてなかなか時間が取れない
- 裁量トレードでは損切りや利益確定がうまくいかない
- チャートをずっと見続けるのが苦手
- トレードルールに沿った取引ができない
- 仕事中や外出中でも資産運用がしたい
もし上記に「自分があてはまるかな?」と思った方は、自動売買を検討してみるのもいいかもしれません(^^)
FX自動売買に向いていない人
いくら自動売買といえど、誰でも儲かるわけではありません。
先述したように、自動売買を完全放置するのは危険ですし、「まったくFXの知識がいらない」と思うのは甘いです。
自分で学んだり、改善・見直しをするなど、ある程度はトレーダー自身の努力も必要なんです。
そんなわけで、私が自動売買に向いていないかな?と思うのは、こんな人。
自動売買に向いていない人
- 自分で勉強する気がまったくない
- FXをギャンブルだと思っている
- 資金管理・リスク管理を無視する
- 完全手放しで楽して儲けたい
- すぐに大きな利益を得たい
上記は自動売買ももちろんですが、そもそも投資に向いていないかもしれません。
どんな投資方法でも、資産運用に誠実に向き合える人かどうか、がポイントになるかと思います。

自動売買に向いている人・向いていない人を記載しましたが、これらはあくまで私個人の意見です。
「いやいや、誰でも向いているでしょ!」と思う方もいるかもしれません。
ですので、上記はあくまでも参考程度に考えていただけると幸いです!
【詐欺が横行】自動売買の注意点
結論から言ってしまうと、FX会社以外で自動売買を行うのはオススメしません。
なぜなら、業者や個人が販売している自動売買ソフトは、詐欺の可能性があるからです。

自動売買はFX会社が提供するものだけでなく、ソフトとして販売しているものがあるのだ。
しかもその販売元は、業者だけでなく個人の場合も。
たとえ取引成績を公開しているソフトであっても、その内容は改ざんされている嘘であるケースがあります。
FX会社が提供している自動売買システムでも、正しく行えば十分に資産運用が可能ため、わざわざソフトを購入する必要はないと私は思います。
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ソフト購入は危険?【FX自動売買詐欺】その手口と3つの対策
個人から購入するのは危険?
個人で販売している自動売買ソフトは、まず購入しないこと。
なぜなら、実際に詐欺に遭われた方もいて、金融庁により注意喚起もされているからです。
たとえば「必ず儲かる」等のうたい文句でソフトを購入させ、入金だけさせてソフト自体は役に立たなかった、なんてこともあるようです。
FXに絶対なんてありません。
少しでも「怪しい」と思ったら、勧誘は受けないでおきましょう。
このような詐欺は「特殊詐欺」と呼ばれていますが、下記でその被害状況がわかります。
業者は金融庁に登録が必要!
自動売買ソフトを販売したりレンタルするには、金融庁への登録が必要です。
つまり金融庁に登録されていないのは、違法業者なんです。
登録されている業者は、金融庁のサイトで確認できますが、ここに記載されていない業者はまず信用できません。
資産運用を始めるのにお金をとられてしまっては、本末転倒ですよね。
安全に自動売買を行うのなら、国内のFX会社を利用するのが一番です。
万が一詐欺らしき勧誘を受けてしまった場合は、下記の金融庁金融サービス利用者相談室、または証券取引等監視委員会 情報提供窓口に相談しましょう。
FXの自動売買を運用する4つのコツ
FX自動売買を上手に運用するには、以下の4つのコツが重要です。
FX自動売買運用4つのコツ
- FXの基礎知識を学ぼう
- 相場に合ったプログラムを見つけよう
- 目先の利益や損失に惑わされないように
- 手数料が安く、使いやすいFX会社を選ぼう

自動売買の基礎やシステムの種類はわかった。
詐欺に注意すべきなのもわかった。
でも、実際に運用する際は、どうすれば上手にできるの?
これも気になりますよね。
実際に自動売買を行うときに、コツがあるのなら学んでおきたいところです。
そこで、ここからは自動売買運用4つのコツを、一緒にひとつひとつ勉強しましょう!
FXの基礎知識を学ぼう
まず、自動売買を行うにしても、FXの基礎知識は必要です。
たとえば、相場の方向性をある程度予測できなければ、「どのプログラムを選べばよいのかわからない」なんて状況になりかねません。
また同じプログラムを使い続けていたら、いつの間にか負けていて、「その負けた理由がわからない」と困惑してしまうこともあるかもしれません。
つまりなんの知識もないと、自動売買もただなんとなく動かしているだけになってしまいます。

FXがどういう仕組みで損益になるのか、用語の意味はなんなのか、また相場にはどういった状況があるのかなど、基礎知識はしっかり学ぼう。
FXの基礎知識については、下記の記事で紹介しているぞ!
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【漫画で見るFX】FXとは?上がるか下がるか2択の簡単な投資
相場に合ったプログラムを見つけよう
相場に合ったプログラムを見つけるのは、自動売買でもっとも重要な要素です。
なぜなら、プログラムの選択を誤ってしまうと、自動売買の効果を発揮できないからです。
たとえば、現在の相場がレンジなのかトレンドなのかによって、選ぶべきプログラムが異なります。
自動売買は相場に合ったプログラムを見極める力が重要で、その力を養うためには先述した知識を学んだり、デモトレードで練習するなどの経験も必要です。
目先の利益や損失に惑わされないように
自動売買においても、感情に左右されないのは大切。
自動売買を行うにしても、頻繁にチャートやレートをチェックしていると、そのときの値動きに惑わされてしまう恐れがあります。
自動売買は、感情によるミスを軽減させるのに役立つツールになっています。
せっかくシステムが設定に従ってトレードをしてくれているのに、十分な期間を待たず、目先の利益や損失を考えてしまうんですね。
自動売買はすぐに結果が出るものではありません。
焦って変なタイミングで決済やエントリーするのはやめましょう。
手数料が安く、使いやすいFX会社を選ぼう
最後のコツは、「手数料が安く、使いやすいFX会社を選ぶ」です。
なぜなら、自動売買のコストはFX会社によって違うからです。
ただでさえ裁量トレードよりも多めにスプレッドや手数料がとられるので、なるべく安くしたいですよね。
FX会社 | 最小取引単位 | 手数料(片道) | スプレッド(米ドル/円) | 必要資金(米ドル/円) |
![]() | 1,000通貨単位 | 20円 | 1銭 | 4,050円 |
![]() | 1,000通貨単位 | 20円 | 0.2銭 | 4,042円 |
![]() | 1,000通貨単位 | 20円 | 0.3銭 | 4,043円 |
![]() | 1,000通貨単位 | 無料 | 2銭 | 4,020円 |
![]() | 1,000通貨単位 | 無料 | 2銭 | 4,020円 |
※トライオートFXは取引量によって手数料が異なります。(一番安い手数料は1万通貨未満で片道20円。)
手数料は1,000通貨あたりの片道分なので、実際には新規・決済にそれぞれ発生し、取引量によっても変わります。
また必要資金は手数料(往復)+スプレッド+米ドル/円1,000通貨で、1ドル100円、レバレッジ25倍の場合です。
コストと併せて使いやすさもチェック!
また手数料の安さだけでなく、FX会社が提供するツールの使いやすいさも大事です。
ツールが使いにくいと、操作に迷ったり、誤操作によるミスが起きやすくなってしまうからです。
ツールの使いやすいさを確かめるには、デモトレードがオススメですよ!
お金をかけずにFX会社のツールや自動売買システムが使えるので、まずはデモトレードで練習してみましょう。
FX会社 | 使いやすさ | 少額取引 | 売買手数料 | デモトレード | スマホアプリ |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
※トライオートFXは取引量によって手数料が異なります。(一番安い手数料は1万通貨未満で片道20円。)
手数料は1,000通貨あたりの片道分なので、実際には新規・決済にそれぞれ発生し、取引量によっても変わります。
始めるならここ!初心者向けの自動売買3選
最後に、ここまで読んで「自動売買に興味がわいた!」という方のために、初心者向けの自動売買を紹介したいと思います。
FX初心者が選ぶ!自動売買で楽々稼ぐ「外為オンライン」
- 参加者の98%が満足する無料セミナーが有名で、FXの勉強に最適
- 大損をせずに確実に利益を出したい人は自動売買がオススメ
- 初心者目線で作られたわかりやすく、取引しやすい取引画面
初心者でも簡単に使いこなせるシンプルさが人気!
「FXの勉強をしたくない!楽したい」なんて人には、外為オンラインが提供する無料で使える自動売買がオススメです。
話題の自動売買!利益をコツコツ積み重ねる「FXブロードネット」
- FX初心者でも簡単に始めることができる、FX自動売買ツールとして人気
- 「裁量トレードに比べて7倍の利益」が自動売買で出たと公式サイトで公表!
- コツコツ儲けたい方に特にオススメ!
FXブロードネットは自動売買が有名な会社です。
スプレッドが安く、1000通貨対応なので4千円の少額からFXができるのも人気がある理由です。
選ぶだけの簡単自動売買「トライオートFX」
- 簡単!自動売買のプログラムを選ぶだけ
- 24時間寝ている間も自動で取引
- トライオートFXを始めた人の61%がFXの経験無し
FXの自動売買として一番人気があり、運用されているのがインヴァスト証券のトライオートFXです。
一番利益率が高い自動売買は、期間収益率156.47%!
忙しくてFXの勉強やトレードの時間が取れない、サラリーマンや主婦に人気です。
FXの自動売買 まとめ
今回は、FXの自動売買に関するいろいろな知識を紹介しました。
この記事で紹介した基礎知識を学び、「FXの自動売買を運用する4つのコツ」を実践すれば、自動売買を正しく運用できるようになりますよ。
最後に今回の内容をおさらいしましょう。
まとめ
- 自動売買はシステムが投資家に代わってトレードをしてくれる方法
- 裁量トレードよりも投資家の負担が少ない
- 自動売買は正しく運用すれば儲かる
- 裁量トレードよりもコストがかかり、相場の急変時に弱い
- 放置していると大損する可能性がある
- 詐欺ソフトに注意しよう
自動売買には裁量トレードにはない魅力があり、人気の高い投資方法となっているため、これから資産運用をしようと思っている方の中には、興味を持った方もいるのではないでしょうか。

もしかすると、この記事を読んでいる方は、「自分に合った投資の仕方はないものか」と悩んでいるかもしれません。
もしそうであれば、この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
FXの自動売買 Q&A
自動売買とは、システムが投資家に代わってトレードしてくれる方法です。
自動売買を行うには専用のツールを使いますが、そのツールを使って、投資家があらかじめ設定(選択)したプログラム(ストラテジー)に従い、システムが自動で売買を行います。
システムがトレードを行ってくれるため、「システムトレード」とも呼ばれています。
【詳しくは、記事内の「FXの自動売買とは?」で解説しています。】
自動売買は正しく運用すれば儲かります。
実際、FX自動売買で利益を上げているトレーダーもいますし、裁量から自動に切り替え、成功した方もいます。
ただし、自動売買を行うにしても、「正しく」運用しなければなりません。
【詳しくは、記事内の「FXの自動売買は儲かるの?」で解説しています。】
FX自動売買システムには、大きく分けて以下の4種類があります。
- リピート注文型
- ストラテジー選択型
- ストラテジー設定型
- ストラテジー開発型
上記の種類があるように、自動売買の仕組みは多種多様です。
FXやプログラミングの深い知識や経験が必要なものもあれば、経験が浅いトレーダーでも利用可能なものまであります。
【詳しくは、記事内の「FXの自動売買4種類のシステム」で解説しています。】
FX自動売買を上手に運用するには、以下の4つのコツが重要です。
- FXの基礎知識を学ぼう
- 相場に合ったプログラムを見つけよう
- 目先の利益や損失に惑わされないように
- 手数料が安く、使いやすいFX会社を選ぼう
【詳しくは、記事内の「FXの自動売買を運用する4つのコツ」で解説しています。】