
RSIって何?
売買シグナルが知りたい
RSI使っても勝てないんだけど…
この記事を読まれてる方は「RSIを使ったことがない」または「知ってるけど活用方法が分からない」という人がほとんどではないでしょうか?
こんにちは、FXの歩き方編集部の大島です。
数あるテクニカル分析からどれをいつ使うか、初心者は判断が難しいですよね。



簡単に言うとそうですね。
しかし、単純にそれだけの指標と思っていると大損します。

一般的にRSIの見方は次のように言われています。
- RSIが75%以上になれば売り
- RSIが30%以下になれば買い
FXスクールジャパン代表であり、ZAiのコラムニストとして活躍する人気アナリストの陳満咲杜さんは日刊SPA!のインタビュー内で「そんな使い方はデタラメだ」と言います。
そう話す陳さんが提唱するRSIの手法については、記事の後半で紹介していこうと思います。
実はこの手法、元手10万円からたった3ヵ月で6億円まで増やした伝説のトレーダーGFF(ぐふふ)さんが実践する手法でもあるんです。
RSIを使ってみたけど、全然結果が出ない!と思っていた方もぜひ参考にしてみてください。
参考にした書籍・サイト
- 岡安盛男(著)『岡安盛男のFX攻略バイブル』
- 陳満咲杜(著)『勝率7割超!FXチャートの読み方』
- SMBC日興証券「初めてでもわかりやすい用語集」より
- 外為オンライン 実践チャート術 第4回
- 日刊SPA FX界に激震「日本人はRSIの使い方を間違えている」
それではまず、RSIとは何か?基本的な見方について解説をしていきましょう。
FXのRSIとは?
RSIは「Relative Strength Index」の略で、日本語では「相対的指標」や「相対力指数」などと呼ばれています。
RSIとは、直近レートの変動幅に対する上昇幅の割合にもとづいて、相場の過熱感を見る指標です。
言い換えれば、トレンドの強さを示す指標でもあるのです。
オシレーター系指標は買われすぎ売られすぎの判断に役立つので、逆張りトレードに多く用いられます。
RSIの見方は
75%を上回る⇒買われすぎ
30%を下回る⇒売られすぎ
と一般的に言われています。
RSIの数値の求め方は下記の式の通りです。
RSIの計算方法
RSIの具体的な計算方法は次のとおりで、AとBの周期は設定ができます。
【RSI(%)=(A÷(A+B))×100】
- A:一定期間の上昇幅の合計
- B:一定期間の下降幅の合計

FX会社の分析ツールを使えば、上記の計算を自分でする必要はありません。
なぜなら、RSIをグラフ化したものが為替チャートの下に表示されるからです。

RSIの設定
RSIの期間設定は14を使うことが多いです。
「14」の他には「9」も使われます。
RSIの基本的な見方が分かったところで次に説明するのは、RSIに表れる2つの現象についてです。
この2つはRSIを使う上で、必須の知識になるので、比較しながら解説していきたいと思います。
RSIの「ダイバージェンス」と「リバーサル」
ダイバージェンスとリバーサルは、どちらも実勢レートとRSIの動きが逆行している現象のことをいいます。
この2つの違いはややこしいので注意してください。
ダイバージェンスとは
実勢レートだけが高値または安値を更新しているのがダイバージェンス現象です。
ダイバージェンス現象の特徴 | 高値更新 | 安値更新 |
実勢レート | あり | あり |
RSI | なし | なし |

図では、実勢レートは高値更新しているが、RSIは更新していないのでダイバージェンス現象である。トレンド相場からレンジ相場へ転換している。
RSIでダイバージェンス現象が発生すると、トレンド転換の可能性があります。
しかし!注意してほしいのは「可能性がある」のであって、必ずトレンド転換するわけではないということです。
トレンド転換だけではなく、トレンドの継続を示すシグナルになることもあります。
リバーサルとは
RSIだけが高値または安値を更新しているのがリバーサル現象です。
リバーサル現象の特徴 | 高値更新 | 安値更新 |
実勢レート | なし | なし |
RSI | あり | あり |
リバーサル現象は、トレンドの継続を示す明確なシグナルです。
リバーサルシグナルが出たら、強いトレンドが発生していると読めるので、順張りトレードに切り替えましょう。
リバーサルの見つけ方
上昇トレンドの時に、RSIが安値を更新
下降トレンドの時に、RSIだけが高値を更新
基礎知識を解説してきましたが、まだ、RSIを実際にどう活用したらいいか分からない人もいるはずです。
ここからは、RSIを使った手法について具体的に説明をしていきましょう。
基本的なRSIの手法
RSIを含むオシレーター系は逆張りトレードで力を発揮します。
特に、逆張りに向いているのは、レンジ相場です。
レンジ相場での売買シグナル
レンジ相場でSRIを使って逆張りトレードをしてみましょう。
レンジ相場では、売りシグナルや買いシグナルがはっきりと現れるので、初心者も挑戦しやすい手法です。
この時の売買シグナルは次の通りです。
売買シグナル
- RSIが75%を上回る⇒売りシグナル
- RSIが30%を下回る⇒買いシグナル
レンジ相場は、一定の値幅を行ったり来たりするので、RSIでチャートの折り返しを予測することができます。
また、サポートライン・レジスタンスラインを越えれば、トレンドブレイクなので損切ポイントもわかりやすいですね。
いやいや、このシグナル通りにやってるけど勝てないんだけど?
レンジ相場以外じゃRSIは意味ないの?
と思われる方もいらっしゃるではないでしょうか。
そんなことはありません。

次に、トレンド相場でRSIを使う手法について解説します。
「70%になったら売り・30%になったら買い」だけがシグナルだと思っている方はぜひ読んでください。
トレンド相場での売買シグナル
トレンド相場でのRSIを使ったトレンド転換シグナルについて解説します。
この時の売買シグナルは次の通りです。
売買シグナル
【上昇トレンド】 RSI:レジスタンスブレイク ⇒ 売りシグナル
【下降トレンド】 RSI:サポートラインブレイク ⇒ 買いシグナル
シグナルの見つけ方は簡単です。
RSIに水平なサポートライン・レジスタンスラインを引いてください。
RSIがサポ・レジのラインを越えたら、トレンドの転換のサインです。
トレンドに沿って順張りしましょう。
10万を6億にしたRSI手法
こちらは、10万円の元手をたった3ヶ月で6億円にした有名ニコ生主のGFF氏が実践されたとする手法です。

RSIにトレンドラインをひく手法は、欧米ではポピュラーですが、なぜか日本ではあまり使われていないようです。
GFF氏手法
- ローソク足は10分足を使用
- RSIは14日で設定
- RSIにトレンドラインを引き、ブレイクと共に順張り
それでは、解説していきましょう。
まず、チャート分析同様にRSIにトレンドラインを引きます。
ローソク足に引くのと同様にトレンドラインをRSI上に引きます。
トレンドライン
安値同士を結んだ線がサポートライン
高値同士を結んだ線がレジスタンスライン
上昇トレンドならサポートラインが、下降トレンドならレジスタンスラインがトレンドラインとなります。
RSIがトレンドラインをブレイクしたら、順張りでエントリーしましょう。
これがGFFが実践した手法です。
どうですか?とってもシンプルですよね。
RSIとMACDを使った手法
同じオシレーター系のRSIとMACDを使った手法もあるようです。
詳しい取引手法はこちらの動画でご覧ください。
この動画で解説されている設定や売買シグナルは下記の通りです。
【ローソク足】
5分足
【MACD期間設定】
短期EMA:12
長期EMA:26
シグナル:9
【RSI描画】
60%
40%
売買シグナルは、下記の条件を満たしたときにエントリーするといったものです。
- MACD指標:シグナルとヒストグラムが交差したとき
- RSI指標:40%以下または60%以上のとき。
RSIを使うならYJFX!がオススメ
ほとんどのFX口座では、テクニカル指標にラインを引くことができません。
そのため、この記事で紹介するRSIにトレンドラインを引く方法が使えないことになってしまいます。

そこでオススメしたいのが、YJFX!です。
YJFX!のexチャートなら、RSIにトレンドラインを引くことが可能なんです!
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RSIのまとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度、重要なポイントを確認しましょう。
ポイント
- RSIは、相場の過熱度を見るオシレーター系の指標
- レンジ相場では逆張り指標として使いやすい
- 70%を上回る、30%を下回る、ダイバージェンス、のいずれかが出たらトレンド転換の可能性アリ!
- リバーサルが出たらトレンド継続のシグナル!
- RSIを使うならYJFX!のexチャートが相性良し
テクニカル指標は沢山あるうえに、それぞれのシグナルはバラバラで覚えるのも大変ですよね。
今回の記事ではRSIについて使い方も含めて解説してまいりました。
もしかすると、この記事を読みながらチャートとにらみ合っている方もいらっしゃるのかもしれません。
もしそうなら、この記事があなたの取引に少しでも役立っていれば幸いです。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/