
FXのスキャルピングで損切りはなぜ大切なの?
損切りラインの決め方を教えて欲しい
損切りできないトレーダーが多いのはなぜ?
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「FXのスキャルピングにおける損切りのコツ」を理解すれば、FX初心者でもスキャルピングで損切りできずに大損せずにするようになります。
なぜなら私もこの方法で、FXのスキャルピングにおける損切りの重要性を知り、損切り幅や損切りのタイミングをつかめるようになりたいという悩みを解決できたからです。
それではまず、「損切りとは何か」について紹介します。
【前提】損切りとは?
損切りとは文字どおり「損失を切る」つまり「ポジションの損失を確定させる」という意味です。
含み損は放置していると、ますます膨らんでロスカットを受けてしまう恐れがあります。
そのため損切りを行い、損失の増大を防ぐんです。
損切りすると証拠金が減少するので、嬉しいと思う人はいませんよね。
しかし小さな利益を重ねるスキャルピングにおいて損切りはとくに重要なので、その理由について次で詳しく見ていきましょう。
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5分で理解ロスカットの仕組み!FXの勝ち組が実践する資金管理
FXのスキャルピングにおける損切りの重要性
重要性①次のトレードへの資金を確保するため
ひとつ目の理由は、次のトレードへの資金を確保するためです。
なぜなら損切りできずに含み損を抱えている間に、次のエントリーのチャンスが到来する可能性があるからです。
チャンスが来ても「損失を確定させたくない」と悩んでいるとチャンスを逃すだけでなく、相場がさらに下落して含み損が大きくなるというダブルパンチをくらってしまいます。
重要性②コツコツドカンを防ぐため
コツコツドカンを防ぐためにも損切りは大切です。
ちなみにコツコツドカンとは「コツコツ貯めた利益をドカンを吹き飛ばしてしまう」取引のたとえです。
それまで積み上げてきた利益をたった一度の損失で一気に失うリスクがあるので、含み損が大きくなる前に早めに損切りしてください。

スキャルピングは取引1回あたりの利益が少ない。
そのため、含み損を放置しているとあっという間に積み上げた利益以上の損失になってしまう恐れがあるのだ。
スキャルピングの3つの損切り方法
スキャルピングは油断すると一気に含み損が膨らむ場合があるので、損切りラインを決めておくのはとても大切です。
損切りラインの決め方
- 金額を基準にする方法
- 割合を基準にする方法
- 利確幅を基準にする方法
大損を防ぐための損切りラインの決め方として、上記の3つの方法について詳しく紹介します。
①金額を基準にする方法
ひとつ目は金額を基準として損切りラインを決める方法です。
金額ならポジション一覧の確認画面で簡単にチェックできるので、判りやすいのが特徴です。
手元の資金量を考慮して、いくらまで含み損が膨らんだら決済するのか決めておきましょう。
なお損切りしたくないからといって、50万円の資金に対して含み損30万円を損切りラインにすると意味がないので気をつけてください。

FX会社は、証拠金維持率50%あるいは100%を下回るとロスカットを執行する場合がほとんどだ。
損切り幅が大きすぎるとロスカットのほうが先に発動してしまうぞ!
②割合を基準にする方法
2つ目は資金量の何%まで含み損が達したら損切りするのか決める方法です。
ちなみにFX業界では「2%ルール」、つまり資金の2%まで含み損が膨らんだら損切りする方法を実践しているトレーダーが多いです。
たとえば資金50万円でトレードするときは、50万円の2%である1万円のラインで損切りしましょう。
③利確幅を基準にする方法
利確幅を基準にして損切りラインを決める方法もあります。
注意点としては、損小利大のトレードを実現するために利確幅よりも小さい(または同じ)幅に設定することです。
たとえば利確幅を10pipsでスキャルピングする人は、損切り幅を10pips以下に設定してください。
ちなみに損小利大とは、利益を大きく損失を小さいトレードを意味します。
スキャルピングで損切りできない人が多い理由
スキャルピングで損切りできないのは、スキャルピングが短時間の売買だからです。
「少し下がっただけだから、しばらく待てば戻ってくるだろう」と甘く考えてしまいやすいのです。
せっかく積み上げた利益を削りたくないという意地も影響しています。
プロスペクト理論とは?
上記のような人間の行動心理は「プロスペクト理論」で説明がつきます。
ちなみにプロスペクト理論とは、利確は早く確実に得て、損切りには目を背けて後回しにする考え方です。
自分がこの理論に当てはまっているなと感じたときこそ、勇気を出して損切りしてください。

人間はもともと、損失を出してしまいやすいようにできているのだ。
プロスペクト理論については下記の記事でもう少し詳しく紹介しているぞ!
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6千万円がパーに!【FXで損失】資金の2%で損切りを
スキャルピングで損切りする2つのコツ
なかなかスキャルピングで損切りできずに悩んでいる方は、次の2つの方法を試してみてください。
損切りのコツ
- 根拠のない希望的観測に頼って塩漬けしない
- エントリーと同時に損切りの決済注文も出す

大損のリスクを少しでも抑えるために、しっかり読んでくれ!
コツ①根拠のない希望的観測に頼って塩漬けしない
まず根拠のない希望的観測に頼って塩漬けしてはいけません。
なぜなら相場が好転しなければ含み損がどんどん大きくなり、ロスカットされるからです。
スキャルピングは取引1回あたりの利益が小さいため、せっかく貯めた利益を失いたくないという気持ちはわかります。
しかし塩漬けの根拠が説明できないなら、潔く損切りしたほうがいいですよ。
コツ②エントリーと同時に損切りの決済注文も出す
エントリーと同時に損切りの決済注文も出しましょう。
その理由は実際に含み損を目の前にすると、損切りをためらってしまうからです。
最初から損切り注文を出しておけば、機械的に損切りが執行されるので安心できますよ。
逆指値注文の仕組みと使い方
逆指値注文とは、現在のレートよりも不利なレートで約定させる注文です。
そのため含み損が膨らむ前に逆指値注文を出せば、相場が急落しても大損せずに済みます。
例えば1米ドル円=105円の買いポジションを保有しているとき、103円に逆指値注文を出しておけば、100円まで急落しても損失は2円で済むのです。
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【魔法の注文方法】逆指値が1分でわかる!具体例と活用方法【解説】
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スキャルピングでテクニカル分析が外れたときの対処法
スキャルピングでテクニカル分析が外れたときは、意地を張らずすぐに損切りしましょう。
なぜならテクニカル分析は万能ではなく、だましにあって予想が外れる可能性があるからです。
だましとは、テクニカル指標が示した売買サインとおりに相場が動かない現象をいいます。
どれだけ複雑なテクニカル指標を使ったり、複数のテクニカル指標を組み合わせても100%相場を予想することはできないので、過信しないほうがいいですよ。
FXスキャルピングにおける損切り まとめ
上記で紹介した「FXのスキャルピングで損切りできるようになるコツ」を実践すると、今後はFXのスキャルピングでなかなか損切りできずに大損してしまうと悩まずにすみます。
また逆指値注文をうまく使って大損しないようにスキャルピングできるようになりますよ!
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
FXスキャルピングにおける損切り Q&A
損失を最小限に抑えるためです。
また損失を抑えることで、次のトレード資金を減らすリスクも軽減できます。
金額・割合・pipsで決められます。
特に割合を資金の2%に設定し損切りを行うトレーダーが多いです。
①根拠のない希望的観測に頼って塩漬けしない
➁エントリーと同時に損切りの決済注文も出す
上記2つのルールを守ってトレードするとよいでしょう。
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「スキャルピングは含み損が小さいから、いつも甘く考えてしまって損切りできない」と悩んでいる方はたくさんいるかと思います。
そんなときはこの記事で紹介した損切りのコツを参考にして、確実に損切りできるようになってくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。