【9割が知らない罠】FXのスリッページとは、注文と約定のズレ!

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
FXのスリッページとは?

FXのスリッページについて知りたい
スプレッドと何が違うの?
スリッページを抑えるにはどうすればいいの?

この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。

この記事で解説する「FXのスリッページの仕組み」を理解すれば、FX初心者でもスリッページを抑える方法が判ります。

「スリッページはに気づかず取引で損してしまっていた!」

なんてことにならないよう、最後まで読んで理解を深めてもらえたらと思います。

それではまず、FXのスリッページについて解説していきましょう。

目次

FXのスリッページとは?

スリッページとは「トレーダーの注文レートと実際に約定したレートの差」です。

為替相場は常に変動しているので、トレーダーの注文どおりのレートで約定しない場合があるのです。

スリッページ1
スリッページ2

ちなみにスリッページの発生は「滑る」とも呼ばれ、トレーダーにとって不利な方向に滑る場合もあれば、有利な方向に滑る場合もあります。

スリッページとスプレッドの違いは?

一方、スプレッドは「通貨ペアの売値と買値の差」を指すので、スリッページとは別物です。

スプレッド
例えば

FX会社の取引画面で米ドル円の通貨ペアを見ると、買値(Ask)=105.333、売値(Bid)=105.330などと表示されていますね。

この時の差額(0.003円=0.3銭)がスプレッドで、トレーダーがFX会社に支払う実質的な手数料なのです。

FX初心者は混乱しやすいので、要注意だ。

スリッページスプレッド
注文レートと約定レートの差売値と買値の差

FXでスリッページが発生する原因

どうしてスリッページは発生するの?

スリッページが発生する原因は、FX会社がカバー先から為替レートのデータをもらい、トレーダーの注文を処理するまでに時間がかかるからです。

トレーダーはFX会社と直接取引するのではなく、FX会社を通してカバー先金融機関に注文を処理してもらいます。

カバー先

トレーダーが注文してから、カバー先が処理するまでのタイムラグがスリッページです。

許容スリッページを設定して予防しよう

スリッページを防ぐには、FX会社の取引画面から「許容スリッページ」を設定しましょう。

許容スリッページとは「いくらまでスリッページの発生を許すか」を意味するので、設定しておけば相場の変動が大きい時に、注文レートから乖離したレートで約定するのを防げます。

ただし許容スリッページを少なく設定するほど、約定しにくくなるので注意してください。

許容スリッページを超えるとどうなるのか?

あらかじめ設定した許容スリッページを超えると、トレーダーが出した注文は約定せずに失効されます。

そのため許容スリッページ内で約定させたい場合は、新規で注文を出し直さなければなりません。

なお、FX会社によっては注文が約定した場合に通知メールを受け取れるサービスがあるものの、許容スリッページを超えたため約定しなかった場合の通知メールサービスはないので注意してください。

スリッページのメリット

スリッページのメリット

スリッページにはデメリットばかりのように感じるかもしれませんが、スリッページがあるおかげで注文が約定しやすくなるのがメリットです。

例えば、許容スリッページをゼロに設定した場合、ほとんどのFX会社で注文が約定しなくなります。

しかし、多少のスリッページを許容すれば注文を約定することができ、相場に乗り遅れるといった機会損失を防げます。

スリッページのデメリット

一方、スリッページが発生すると2つのデメリットがあります。

デメリット①トレーダーの実質的な手数料になる

ひとつ目は、トレーダーの実質的な手数料になることです。

なぜなら、注文レートよりも不利なレートで約定すると、その差額分だけトレーダーの利益が削られるからです。

スプレッドは、原則としてFX会社が取引画面上に提示している金額で確定していますが、スリッページは実際に約定しなければ金額が決まらない不確定なコストといえます。

デメリット②取引チャンスを逃してしまう

取引チャンスを逃してしまうのもデメリットです。

せっかく儲かる売買ポイントに注文を置いていたのに、相場の変動が大きすぎて許容スリッページを超えると約定し損なうからです。

エントリーあるいは利益確定注文の場合はチャンスを逃すだけですみますが、損切り注文の約定を逃すとそのまま損失が膨らみ、ロスカットされるリスクもあります。

そのため損切り注文の許容スリッページは大きめに設定しておくほうが安全ですよ。

スリッページが少ないFX会社2つのポイント

「有利な方向に滑る可能性もあるけれど、不確定だからなるべくスリッページを抑えたい!」とお悩みの方向けに、スリッページが少ないFX会社の見つけ方を2つ紹介します。

ポイント
  • カバー先金融機関の数
  • 利用しているサーバーの数

ポイント①カバー先金融機関の数

ひとつ目のコツは、カバー先が多いFX会社を使うことです。

カバー先金融機関

その理由はカバー先が多いほど、FX会社の注文処理能力が高くなるからです。

カバー先が少なければ、経済指標の発表時にトレーダーの注文が殺到すると処理に時間がかかるので、スリッページが発生しやすくなります。

ポイント②サーバーの強さ

FX会社が使っているサーバーが強いかどうかもポイントです。

強靭なサーバー

サーバーが弱いと、注文の処理能力が低くなるだけでなく、システム障害が起きた時に処理が止まってしまいます。

また大量の注文が殺到した場合、処理能力が低いため約定までに時間がかかり、より多くのスリッページが発生しやすくなるからです。

国内FX会社であれば、弱いサーバーを使っているところはありませんが、その中でも強さに自信のあるFX会社は前面にアピールしているので、気になったFX会社は公式サイトを見てみると良いでしょう。

スリッページが起こりにくいおすすめのFX会社

サーバーが強く、スリッページが少ないおすすめのFX会社を3社紹介します。

全通貨スプレッド最安水準! デイトレに強い「GMOクリック証券

スプレッド(米ドル/円)
ユーロ/円
豪ドル/円
スワップ(トルコリラ/円)
キャッシュバック
*スプレッドは原則固定
Good point
  • 全通貨最安水準のスプレッド!デイトレに最適
  • 38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実
  • デイトレもスワップ狙いの売買も対応可能

取引ツールが使いやすく、分析ツールも充実しているので、プロのトレーダーに人気!

さらに低スプレッド・高スワップなので欠点がないFX会社といえます。

いろんなFX会社を使った結果、最後はGMOクリック証券に落ち着くトレーダーが多いのが特徴です。

システムとパフォーマンスの安定性を追求するなら松井証券

スプレッド
米ドル/円(原則固定)

(※1,000通貨までの注文の場合)
ユーロ/円(原則固定)

(※1万通貨までの注文の場合)
豪ドル(原則固定)

(※1万通貨までの注文の場合)
スワップ最小取引単位キャッシュバック
米ドル/円
通貨
Good point
  • スマホアプリでもスグに売買できるスピード注文機能を実装
  • 安定したシステムと利便性の高い取引環境を提供
  • もちろんスプレッドは業界最挟水準で提供中!

創業100年の総合ネット証券会社「松井証券」がついにFXを始めました!

なんと、日本で初めて本格的なインターネット取引を始めたのは松井証券なんです。

実績からも裏付けされるパフォーマンスの安定性や、長い年月のノウハウを生かした高機能ツールはプロアマ問わず使いやすい!

低コストと安定性が両立できる、デイトレードやスキャルピングに適したFX口座です。

外為どっとコム】相場予測ツール「ぴたんこテクニカル」が大人気!

スプレッド(米ドル/円)
ユーロ/円
豪ドル/円
スワップ(豪ドル/円)
キャッシュバック

※スプレッドは原則固定(例外あり)
※キャッシュバックキャンペーンの適用は「口座開設月から翌月末まで」
※キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

Good point
  • ドル/円スプレッド0.2銭原則固定※例外あり!デイトレに最適
  • みんかぶ調べ2024年FX会社比較部門別ランキング「総合」部門で1位
  • 相場の未来を予想してくれる「みらい予測チャート」が人気

業界最狭水準スプレッドとして有名で、デイトレをするトレーダーに大人気!

情報・分析ツールが有名で、「ぴたんこテクニカル」を使えば面倒なテクニカル分析を自動でしてくれます。

ぴたんこテクニカル

「売買比率情報/ポジション比率情報」で他のトレーダーの注文状況を見れるので、相場の予想や売買判断がしやすくなりますよ!

FXのスリッページとは? まとめ

上記で紹介した「スリッページの抑え方」を実践すると、今後はスリッページが発生する原因が判らないと悩まずにすみ、スリッページが少ないおすすめのFX会社でコストを抑えて取引できるようになります。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

まとめ
  • スリッページは「トレーダーの注文レートと実際に約定したレートの差」
  • 予想外のスリッページを防ぐには、許容スリッページを設定しよう
  • 損切り注文では許容スリッページを大きめに設定しておくほうが安全

「スリッページが邪魔で取引しにくい」と感じる人は、許容スリッページを調整して自分に合ったスリッページ設定を見つけてくださいね。

FXのスリッページに関するQ&A

Q&A
スリッページってなに?

スリッページとは「トレーダーの注文レートと実際に約定したレートの差」です。

FX会社のサーバーに急激な負荷がかかったりすると、発生します。

スリッページとスプレッドの違いは?

スリッページは注文レートと約定レートの差、スプレッドは売値と買値の差です。

スリッページがおきにくいFX口座はどこ?

ヒロセ通商です。

強靭なサーバーと数多くのカバー先によって、スリッページが起きにくいFX会社として有名です。

他のFX会社も約定実績を公開しているところが多いので、確認してみましょう。

どのFX会社にも言えるのですが、雇用統計発表時などのボラティリティ(流動性)が著しく高まるときは、スリッページが起きやすいので注意が必要です。

この記事が役に立ったと思ったらシェアしてね m(_ _)m

この記事の監修者

株式会社フォーカスワン 代表取締役

約13年前に外為オンラインで取引を始めたが、初心者にありがちな小さく稼いで、大きく負けるで一発退場。

その後、復活して取引を再開。2018年のトルコリラ暴落を経験しながら、早目の損切りで逃れ現在に至る。

FXのリスクと楽しさを感じながらも日々格闘中。

目次