
海外のFX会社でスキャルピングするメリットとリスクが知りたい
国内のFX会社でスキャルピングをするメリットは?
スキャルピングにおすすめFX会社を教えて!
とお悩みのそこのあなた。
結論を言うと、海外のFX会社は国内のFX会社よりもハイリスク・ハイリターンです。
この記事では、海外と国内のFX会社の違いを踏まえつつ、海外FXでスキャルピングをするリスクを皆さんに知って頂こうと思います。
信託保全がない・詐欺業者の存在といった海外FX特有のリスクもを知らない方は、ぜひご一読ください!

FXのスキャルピングとは?
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FXのスキャルピングとは、短時間で売買を繰り返して小さな利益を積み重ね、トータルで大きな利益を狙うトレードスタイルです。
数秒~数分単位で売買するので、瞬時の判断力や相場の分析力、取引ツールの操作性が要求されるのが特徴です。
なおスキャルピングは短時間の値動きを追うため、1回あたりの利確幅が小さくなりがちです。
そのため、国内のFX会社よりも高いレバレッジ倍率が使える海外のFX会社を使って、より多くの利益を狙おうとするトレーダーはたくさんいます!
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海外FX会社でスキャルピングするメリット
海外のFX会社を使うメリットはハイレバレッジであることです。
日本では最大25倍に対して、海外FX口座では最大で888倍のレバレッジが可能だからです。
1回あたりの狙える利益が少ないスキャルピングで、資金効率がアップするのはかなり魅力的ですよね!
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海外のFX会社でスキャルピングをするリスク4つ


海外のFX会社でスキャルピングをすると、次の4つのリスクがあるので要注意です。
リスク
- スプレッドが広い
- ハイリスクな取引になりやすい
- 日本の金融庁の管理外である
- 詐欺・出金拒否の可能性
特にFXの経験の少ない初心者が海外のFX会社を使うのは非常に危険です!
リスク①スプレッドが広い
海外のFX会社は国内のFX会社よりもスプレッドが広い傾向があります。
なぜなら、海外FX口座は変動制のスプレッドだからです。
例えば
2020年6月時点で、FXの代表的な通貨ペアである米ドル円のスプレッドを見ると、海外では1.3~2.0銭、国内では0.2~1.0銭です。
最安のFX会社を使ったとしても、海外は1.3銭、国内は0.2銭で、6倍以上の差がありますよね。
つまり海外のFX会社を使うと、最低でも1.3銭の値幅以上の利確をしなければ利益が出せないことになります。

リスク②ハイリスクな取引になりやすい
2つ目はハイリスクな取引になりやすいことです。
なぜなら海外のFX会社はハイレバレッジが使えるため、1回あたりの取引量が大きくなるからです。
FXでハイレバレッジ=ハイリスクであることはご存じかと思います。
例えば
10万円の証拠金を用意し、レバレッジ25倍と888倍で米ドル円を取引するケースを想定します。
為替レートは2020年6月26日の1米ドル円=107.200円を使いますね。
レバレッジ888倍のケース
海外のFX会社を使い、レバレッジ888倍で取引した時の損失は以下のように計算できます。
【保有可能なポジション】=10万円×888倍÷107.200円≒828,000ドル
【為替が1円下落した時の損失】=828,000ドル×1円=828,000円
ちなみに海外のFX会社には「ゼロカットシステム」があるので、証拠金が10万円しかない場合、10万円の証拠金がゼロになります。
つまり、
(10万円-0円)÷828,000米ドル≒0.12円
0.12円下がっただけで証拠金10万円がゼロになるのです。
レバレッジ25倍のケース
国内のFX会社を使い、レバレッジ25倍で取引した時の損失は以下のように計算できます。
【保有可能なポジション】=10万円×25倍÷107.200円≒23,000ドル
【為替レートが1円下落した時の損失】=23,000ドル×1円=23,000円
つまり為替レートが1円下がっても、
10万円-23,000円=77,000円
証拠金は77,000円残るのです。
海外のFX会社では為替レートがたったの0.12円(12銭)下がっただけで10万円の証拠金がゼロになる一方、国内のFX会社だと1円下がっても77,000円の証拠金が残ることが判りましたね!
リスク③日本の金融庁の管理外である
海外のFX会社とトラブルが発生した時に、公的機関が取り締まることができません。
なぜなら日本の金融庁に登録がない場合、日本の金融法に基づく申し立てが不可能だからです。
個人で弁護士を雇って対応することはできるものの、解決できない可能性が高いのでご注意ください。
リスク④詐欺・出金拒否業者の可能性
海外のFX会社で稼いだ利益を口座から出金しようとすると、拒否されるトラブルが起こり得ます。
具体的には連絡が取れなくなる詐欺業者がいたり、連絡がついても通帳やキャッシュカードの写しの提出を求められたりします。
なんとか出金に応じてもらえたとしても、高額な手数料を取られた上に振込まで数週間~数か月かかるケースが多いです。
このようなトラブルに巻き込まれても、海外のFX会社は日本の金融庁の取り締まりの管理外なので、解決できずに泣き寝入りになる可能性が高いですよ。
余計なトラブルを避けるためにも、海外のFX会社は使わないようにしましょう。
国内のFX会社でスキャルピングをするメリット4つ
安心・安全にスキャルピングで稼ぐなら、国内のFX会社がおすすめです。
ここでは、国内のFX会社でスキャルピングするメリットを4つ紹介します。
メリット
- スプレッドが狭い
- 信託保全がある
- 安心してサポートが使える
- 出金拒否の心配がない
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう!
メリット①スプレッドが狭い
ひとつ目のメリットはスプレッドの狭さです。
先ほど米ドル円のスプレッドは、海外のFX会社は最安でも1.3銭、国内のFX会社なら0.2銭だと言いました。
仮に1万通貨のスキャルピングを毎日1回続けた場合、スプレッドの差は次の通りです。
1万通貨×(1.3銭-0.2銭)×240日=26,400円
26,400円もあれば、ちょっとした贅沢ができる金額ですよね。
海外のFX会社のハイレバレッジを使って取引量を増やせば、この差はどんどん広がりますよ!
メリット②信託保全がある
国内のFX会社には信託保全の制度があるので、万が一FX会社が倒産しても口座の証拠金は全額返還されます。
海外のFX会社にはこの制度がないので、倒産すると証拠金は返ってきません。
2020年に世界的に大流行した新型コロナウイルス感染症拡大による不況など、いつ経済ショックが起きるか判りませんよね。
倒産の心配が要らない国内のFX会社を使えば安心してスキャルピングができますよ!
メリット③安心してサポートが使える
国内のFX会社は日本語のサポートを受けられるのもメリットです。
というのも、海外のFX会社では日本語でサポートが受けられないからです。
それだとシステムトラブルや判らないことがあっても、外国語が使えなければ聞けませんよね。
問題点を解決できないままだと、余計な損失を出すリスクを抱えたまま取引を続けることになり危険ですよ!
メリット④出金拒否の心配がない
4つ目のメリットは出金拒否のリスクがないことです。
なぜなら国内のFX会社は金融庁の許可・登録を得ているからです。
問題を起こせばFX会社として業務停止命令を受けるので、国内のFX会社は出金依頼に対して誠実に対応してくれます。
ちなみに、万が一スキャルピング禁止のFX会社でスキャルピングをして口座を凍結されても、口座の資金を出金することはできますよ。
安心してスキャルピングができる国内FX会社3選
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スキャルピングは安全な国内FX会社がおすすめ!まとめ
いかがでしたでしょうか?
結論を言うと、海外FX口座を使ってのスキャルピングはオススメしません。
解説した4つのリスクが大きな理由ですが、加えて税金の問題もあります。
海外口座で稼いでも税率が国内FXよりも高くなってしまうのです。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。
まとめ
- 海外のFX会社はスプレッドが広く、ハイレバレッジでハイリスクな取引になりやすい
- 国内のFX会社なら信託保全の制度があり、詐欺被害の心配もない
- 初めてスキャルピングをするなら国内FXがおすすめ
「多少のリスクはあっても、ハイレバレッジ取引で取り返せばいいんじゃないの?」と最初は思うかもしれません。
仮に利益が出せても、詐欺業者や出金拒否に遭うと元も子もありませんよね。
利益を確実に手元に戻すためにも、国内のFX会社を使いましょう!
海外FXでスキャルピングをする Q&A
使う口座によってはレバレッジが最大で888倍あることです。
はっきり言って、海外FX口座はハイレバレッジなだけでデメリットやリスクの方が多いことをご存じですか?
また、海外FXだと税区分も違うため、たとえ稼いだとしてもめちゃくちゃ税金で持っていかれます。
リスクやデメリットを知らない方は今一度調べてみてくださいね。
⇒詳しくは「海外のFX会社でスキャルピングをするリスク4つ」で解説しています。