
トルコリラでロスカットされた人のブログを教訓にしたい
ロスカットされる原因はなんだろう?
安全にトルコリラに投資するコツを教えて!
こんな疑問や悩みはありませんか?
トルコリラは高金利通貨のためスワップ運用に向いていますが、為替変動リスクが大きい通貨です。
ハイレバレッジ取引や相場の急変により、ロスカットされたトレーダーも多くいます。
ロスカットされない水準を保つには、レバレッジを3倍までに抑えたり証拠金に余裕を持たせるなどの対策をして取引しましょう。
この記事ではトルコリラで大損した人のブログやロスカットされる原因、ロスカットされないためのコツなどを紹介します。
【基礎知識】トルコリラの概要
トルコリラは南アフリカランドやメキシコペソと同様、高金利通貨です。
為替変動リスクが高いですが、高金利のためメジャー通貨よりもスワップポイントがたくさんもらえます。
例えばみんなのFXやLIGHT FXで1万トルコリラ円を保有すると、2020年12月28日時点で1日25円のスワップポイントがもらえます。
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【前提】ロスカットとは
ロスカットとは、ポジションの含み損が膨らみ証拠金維持率がFX会社の定める基準を下回ると、FX会社が強制的にポジションを決済して損失を確定させる仕組みです。
ロスカットには「大損する」という悪いイメージしかないかもしれませんが、実はトレーダーが証拠金以上の損失を出して借金するのを防ぐ効果があります。

ロスカットはあくまで証拠金以上の損失を出さないための仕組みなんだよね?
大切なのは、証拠金の大半を失うような損失を出さないようにトレードすることなんじゃ・・・。
その通りだな。
為替変動リスクの大きいトルコリラ投資だから、ロスカットされないコツも後ほど詳しく紹介するそ!

トルコリラ/円でロスカットされる2つの原因
上記ブログの内容を踏まえて、トルコリラ/円でロスカットされる2つの原因について詳しく解説します。
ロスカットされる原因2つ
- 相場の急落
- ハイレバレッジ取引
それぞれの原因について、以下で詳しく見ていきましょう。
原因①相場の急落
ひとつ目の原因は相場の急落です。
なぜなら相場が急落すると損切り注文が間に合わないからです。
損切り注文を出していないトレーダーは、見たこともないような含み損を目の前にして思考が停止して、損切り注文が出せなくなります。
また損切りの逆指値注文を出していても、FX会社のシステムが急落のスピードについていけず、損切り注文が約定できない場合もあります。
ココがポイント
①損切り注文を入れておく!
②約定力の強いGMOクリック証券などの大手FX会社を使う。
原因②ハイレバレッジ取引
2つ目の原因はハイレバレッジ取引です。
なぜならレバレッジを高くして取引量を増やすと、わずかな為替変動でも含み損が膨らみやすいからです。
例えば同じ為替レートの下落幅でも、レバレッジ25倍で取引量も25倍にした取引は、レバレッジ1倍の取引よりも25倍の損失が出ます。
1トルコリラは12月31日の時点では1トルコリラは13.877円。1万通貨でも138,770円(レバレッジ25倍なら5,551円)の資金で購入できるので、取引量が多くなりがちです。
例えば、100万通貨を購入した場合(必要資金555,100円)だと1円下落した場合、100万円の大きな損失になります。
ココがポイント
①1回の注文量をわざと少なくする
②下落に合わせて分散してトルコリラを買う。例:50銭下げたら1万通貨買う
ロスカット計算シミュレーション
ロスカットレート |
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FX会社別 ロスカットライン

ロスカットラインが50%の場合は2万円以下になるとロスカットだぞ!
レバレッジ別 ロスカット例
1トルコリラを14円と仮定して、100万円の資金で購入した運用した場合のシミュレーションをしてみましょう。
レバレッジ1倍
ロスカットされるレート:0円
購入数:7万トルコリラ
トルコリラが0円になる可能性は、トルコが債務不履行(デフォルト)しないと無いので、可能性はほぼ0と言えます。
レバレッジ3倍
ロスカットされるレート:9.624円(4.376円の下落)
購入数:21万トルコリラ
トルコリラが9.624円まで下落するとロスカットされます。2020年11月6日に史上最安値12.024円になったことがありますが、歴史的な大暴落が起きない限りロスカットの可能性は低いです。
レバレッジ5倍
ロスカットされるレート:11.608円(2.392円の下落)
購入数:35万トルコリラ
トルコリラが11.608円まで下落するとロスカットされます。2020年12月30日の終値が13.951円なので、ロスカットされるまでに2.343円しかなく、危険です。
レバレッジ10倍
ロスカットされるレート:13.117円(0.883円の下落)
購入数:71万トルコリラ
トルコリラが13.117円まで下落するとロスカットされます。たった0.883円下落すればロスカットされます。非常に危険な状態です。
レバレッジ3倍まではロスカットの危険性は低いですが、レバレッジ5倍からロスカットの危険性は飛躍的に上がります。
低レバレッジでのトレードがどれだけ大事かがわかりますね。
トルコリラでロスカットされた人のブログ
それでは実際にロスカットされた人のブログをいくつか紹介するので、ロスカットされた理由を考えながら読んで教訓にしてください。
トルコリラでロスカットされた人のブログ3選
- FX初心者がトルコリラのスワップポイントでセミリタイアするブログ
- 【悲報】トルコリラ強制ロスカット!!資産600万円が一瞬で吹き飛んだ
- スワップポイント生活FXブログ【あおぞらFX】
それぞれのブログについて、以下で詳しく見ていきましょう。
ブログ①「侑のトルコリラスワップ投資ブログ」
ひとつ目は「侑のトルコリラスワップ投資ブログ」です。
このブログでは、「資金管理ができていないとロスカットされる」と書かれています。
具体的な資金管理の方法として、投資資金を「保有ポジションを構成する証拠金」と「新規ポジションを作れる現金」に分けて管理して、手持ち資金を全額FX口座に入れないようにするとよいそうです。

例えば投資に回せる資金が全体で100万円あった場合、FX口座に入れるのは50万円にとどめ、証拠金維持率が下がった時に追加できる資金を備えておくのだ!
ブログ②「【悲報】トルコリラ強制ロスカット!!資産600万円が一瞬で吹き飛んだ」
2つ目のブログは「【悲報】トルコリラ強制ロスカット!!資産600万円が一瞬で吹き飛んだ」です。
このブログでは、投資資金に対してトルコリラのポジションを取りすぎていたのがロスカットの原因としています。
相場の下落局面でナンピン買いを続け、大きくなる含み損を長期のスワップ投資で取り返そうとしたものの、2018年5月の1.5円の下落(パニック相場)に巻き込まれ、一瞬で570万円の損失が出たそうです。
ロスカットされないための3つのコツ

というお悩みにお答えして、トルコリラ/円でロスカットされないためのコツを3つ紹介します。
ロスカットされないためのコツ3つ
- レバレッジを3倍までに抑える
- 余裕を持った資金で取引する
- 時間・通貨を分散して投資する
それぞれのコツについて、以下で詳しく見ていきましょう。
コツ①レバレッジを3倍までに抑える
ひとつ目のコツは、レバレッジを3倍以下に抑えて取引することです。
なぜなら、低レバレッジであれば相場が急落しても証拠金維持率が下がりにくくなるからです。
もちろんハイレバレッジをかけて取引量を増やせば、その分スワップポイントもたくさんもらえます。
しかし相場が下落した時に大きな為替差損が出るので、取引量を減らしたほうが安全です。
ココがポイント
レバレッジは多くても5倍!基本的には3倍以内に抑える
コツ②余裕を持った資金で取引する
2つ目のコツは、資金に余裕を持って取引することです。
なぜなら証拠金が十分にあれば、証拠金維持率を高く保てロスカットされにくくなるからです。
例えばロスカットラインが50%のFX会社の場合、証拠金維持率を200%〜300%に目安にするといいですよ。
ココがポイント
証拠金維持率はFX会社の取引画面で確認できるので、200%以下になるようなら一部ポジションを決済して証拠金維持率を高めましょう。
コツ③時間・通貨を分散して投資する
3つ目のコツは、時間・通貨を分散して投資することです。
なぜなら集中投資は大きな利益が狙えるものの、損失のリスクも高まるからです。
時間分散投資と通貨分散投資という2つの分散投資のコツや特徴を以下で解説します。
時間分散投資のコツ
時間分散投資とは、一度に全額投資するのではなくタイミングを分けて投資する方法です。
こうすることで高値づかみを防ぎ、ポジションの平均取得単価を下げられるメリットがあります。
また分散投資の途中に相場が下落しても、その時に追加購入し平均購入単価を下げれれば、相場が一時的に反発した時に追加購入分を売って利益を出す(損失の穴埋め)をする事もできます。
通貨分散投資のコツ
通貨分散投資とは、投資する金額を分けてトルコリラ/円以外の通貨ペアにも投資することです。
こうすることでトルコリラ/円が下落しても、分散投資先の通貨ペアの下落が緩やか(または下落しない)であれば、トルコリラ/円に集中投資した場合よりも損失が少なくて済みます。
その結果、証拠金維持率の下落幅が小さくなりロスカットされにくくなります。
例えばメキシコペソ/円は為替変動が少ないのに高金利(4.00%)なのでオススメです。
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【2021年メキシコペソの見通し】下落トレンドだが、下げ渋りの気配
トルコリラ/円に投資する時の2つの注意点

トルコリラにはどんなことに気をつけて投資すればいいの?
というお悩みにお答えして、トルコリラ/円に投資するときの注意点を2つお伝えします。
注意
- ファンダメンタルズに注目しよう
- 相場の急落に注意しよう
それぞれの注意点について、以下で詳しく見ていきましょう。
注意点①ファンダメンタルズに注目しよう
ひとつ目の注意点は、ファンダメンタルズに注目することです。
もちろんトルコリラのチャートをテクニカル分析するのも大切ですが、トルコリラは経済指標や要人発言といったファンダメンタルズの影響を受けやすいからです。
具体的には毎月発表される中央銀行の政策金利や、大統領の発言に注目してください。
注意点②相場の急落に注意しよう
2つ目は相場の急落に注意することです。
なぜならトルコリラ/円は、ファンダメンタルズの悪化による下落以外にも、2019年1月のフラッシュクラッシュのように突発的に急落する場合もあるからです。
冒頭で触れましたが、トルコリラに限らず南アフリカランドやメキシコペソといった高金利通貨はメジャー通貨よりも為替変動が大きい傾向にあります。
そのため証拠金維持率が下がりやすく、ロスカットもされやすいのです。
トルコリラ/円の運用におすすめのFX会社3選

全てにおいて高スワップ!トルコリラ運用なら「LIGHT FX」
- ほぼ全ての通貨ペアが高スワップポイントで提供されている
- 提携会社につき、当サイトからの申込みでキャッシュバック増量中!
- 1,000通貨単位対応なので、少額から取引スタートOK
ブランド名の通り「気軽(LIGHT)に」FXを取引できるFX口座です。
これまで投資に興味のなかった人にも、LIGHT FXが金融リテラシーを身に付けるきっかけとなることを目的にしているので、初心者にオススメ!
高スワップ・低スプレッド!「みんなのFX」
- 高スワップ・低スプレッド!デイトレも長期売買もOK
- 約定力が99.9%なのでデイトレに強い
- 1,000通貨単位対応なので、ドル円なら5千円から取引ができる
特に高スワップなのが有名で、スワップ金利狙いの取引では多くのトレーダーが使っています。
低スプレッドな上に、約定力が99.9%なのでデイトレにも強いのが特徴です。
FX取引高 国内第1位! トルコリラに強い「GMOクリック証券」
- 取引高8年連続 国内第1位 (ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月)
- 全通貨最安水準のスプレッド!デイトレに最適
- 38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実
取引ツールが使いやすく、分析ツールも充実しているので、プロのトレーダーに人気!
低スプレッド(手数料が安い)・高スワップなので欠点がないFX会社といえます。
いろんなFX会社を使った結果、最後はGMOクリック証券に落ち着くトレーダーが多いのが特徴です。
トルコリラ投資の手順
- もらえる金利が多いFX会社に口座を開設
- トルコリラ/円を購入
- 決済せずに長期間待つ
- 毎日スワップがもらえるので、ある程度貯まったら投資額を増やし、もらえるスワップを増やす
注意
- FX会社を比較し、もらえるスワップが多いFX会社を使う
- スプレッドは重要ではなく、あくまでスワップを重視
- レバレッジは1~3倍、最大でも5倍程度に抑えて運用する


トルコリラ/円のロスカット まとめ
上記で紹介した「トルコリラのロスカットを回避するコツ」を実践すると、今後はトルコリラの為替変動リスクに悩まずにすみ、リスクを抑えた高スワップ投資ができるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- トルコリラでロスカットされる大きな原因は「相場の急落」と「ハイレバレッジ取引」
- 取引量を減らし余裕資金を持って分散投資をすれば、ロスカットのリスクを抑えられる
- トルコリラ投資には「みんなのFX」と「LIGHT FX」がおすすめ
トルコリラの高金利の誘惑に負けて、ついつい過大なポジションを取って失敗する人がたくさんいます。
少しでも多くのスワップポイントが欲しい気持ちは判りますが、自分の欲とうまく付き合って、安全に少しずつ利益を重ねてくださいね。
トルコリラ/円のロスカット Q&A
相場の急落とハイレバレッジ取引が、ロスカットされる主な原因です。
相場が急落すると損切り注文が間に合わないことがあります。
またハイレバレッジ取引はわずかな為替変動でも含み損が膨らみやすく、ロスカットされやすいんです。
次の3つのポイントをおさえて取引するようにしましょう。
- レバレッジを3倍までに抑える
- 余裕を持った資金で取引する
- 時間・通貨を分散して投資する
トルコリラは経済指標や要人発言といったファンダメンタルズの影響を受けやすいため、ファンダメンタルズ分析は綿密に行いましょう。
またトルコリラ相場は突発的に急落する場合もあるので、資金分散や低レバレッジにするなどの対策をして取引してくださいね。